22AM23|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
顎動脈の枝はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
外頸動脈の枝と、そのさらに先の枝を区別する問題です。
解説
顎動脈(内顎動脈)は、外頸動脈の終枝の一つで、下顎頸の後方から前内方へ向かい、深部で咀嚼筋や上下の歯、鼻腔、口蓋などに分布します。
その枝の一つが中硬膜動脈です。中硬膜動脈は棘孔を通って頭蓋腔に入り、硬膜と頭蓋骨に分布します。側頭部の骨折によりこの動脈が損傷されると、急性硬膜外血腫を生じます。意識清明期(ルシッドインターバル)を経て急速に意識障害が進むのが特徴で、緊急手術を要します。したがって顎動脈の枝として中硬膜動脈が正しく、これが正答です。
顔面動脈は、外頸動脈の枝であり、顎動脈の枝ではありません。下顎骨の下縁を越えて顔面へ上行し、口唇と鼻の外側に分布します。下顎角の前方で拍動を触れます。
後頭動脈も外頸動脈の枝で、後頭部に分布します。天柱や風池の周囲を走行するため、この部への刺鍼では出血に注意します。
舌動脈も外頸動脈の枝で、舌に分布します。
外頸動脈の枝は、上甲状腺動脈、上行咽頭動脈、舌動脈、顔面動脈、後頭動脈、後耳介動脈、そして終枝である浅側頭動脈と顎動脈です。
選択肢の確認
1.中硬膜動脈
正しい。顎動脈の枝で、棘孔を通って硬膜に分布します。
2.顔面動脈
誤り。外頸動脈の枝です。
3.後頭動脈
誤り。外頸動脈の枝です。
4.舌動脈
誤り。外頸動脈の枝です。
覚えるポイント
- 顎動脈=外頸動脈の終枝。枝に中硬膜動脈、下歯槽動脈、眼窩下動脈。
- 中硬膜動脈は棘孔を通る。損傷で急性硬膜外血腫(意識清明期の後に急変)。
- 外頸動脈の枝=上甲状腺、上行咽頭、舌、顔面、後頭、後耳介、浅側頭、顎。
- 浅側頭動脈は耳の前で拍動を触れる(耳門、和髎の部位)。