22AM24第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)

上肢の動脈の経路について正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

上肢の動脈の走行を問う問題です。

解説

上腕動脈は、腋窩動脈が大円筋の下縁を越えて名を変えたもので、上腕の内側を走ります。具体的には、上腕二頭筋の内側縁に沿う内側上腕二頭筋溝を下行し、肘窩に至ります。ここで拍動を触れることができ、血圧測定の際に聴診する部位でもあります。肘窩では上腕二頭筋腱の内側にあり、その内側を正中神経が走ります。したがってこの記述が正しく、正答です。上腕動脈は肘窩で橈骨動脈と尺骨動脈に分かれます。

橈骨動脈は手根管を通るという記述は誤りです。手根管を通るのは正中神経と屈筋腱です。橈骨動脈は、手関節前外側で橈骨茎状突起の内側を通って拍動を触れ(脈診の部位、太淵)、その後解剖学的嗅ぎタバコ入れを通って手背へ回ります。

腋窩動脈は外側腋窩隙を通るという記述も誤りです。外側腋窩隙(四角隙)を通るのは腋窩神経と後上腕回旋動脈です。腋窩動脈は腋窩を通り、その周囲を腕神経叢の三つの神経束が取り囲みます。

尺骨動脈は上腕骨内側上顆の後ろを通るという記述も誤りです。上腕骨内側上顆の後ろ(肘部管)を通るのは尺骨神経です。尺骨動脈は前腕の尺側を下行し、手関節部では豆状骨と有鈎骨鈎の間(ギヨン管)を尺骨神経とともに通ります。

選択肢の確認

1.橈骨動脈は手根管を通る。
誤り。手根管を通るのは正中神経と屈筋腱です。

2.腋窩動脈は外側腋窩隙を通る。
誤り。外側腋窩隙は腋窩神経と後上腕回旋動脈が通ります。

3.上腕動脈は内側上腕二頭筋溝を通る。
正しい。上腕の内側を下行し、肘窩で拍動を触れます。

4.尺骨動脈は上腕骨内側上顆の後ろを通る。
誤り。内側上顆の後ろを通るのは尺骨神経です。

覚えるポイント

  • 上腕動脈=内側上腕二頭筋溝。肘窩で血圧測定の聴診部位。
  • 橈骨動脈=手関節前外側で拍動(太淵)、解剖学的嗅ぎタバコ入れを通り手背へ。
  • 尺骨動脈と尺骨神経=手関節部のギヨン管を通る。
  • 外側腋窩隙(四角隙)=腋窩神経と後上腕回旋動脈。内側腋窩隙=肩甲回旋動脈。
22AM2322AM25
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