22AM25|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
下大静脈に直接注がないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
下大静脈に直接注ぐ静脈を区別する問題です。
門脈系との違いが要点です。
解説
脾静脈は、脾臓からの血液を集め、上腸間膜静脈と合流して門脈をつくります。門脈は肝臓へ入って類洞を経た後、肝静脈となって下大静脈に注ぎます。したがって脾静脈は下大静脈に直接は注ぎません。これが正答です。門脈系には、脾静脈のほかに上腸間膜静脈、下腸間膜静脈、左胃静脈があり、いずれも消化管と脾臓からの血液を肝臓へ運びます。
肝静脈は、肝臓で処理された血液を集め、横隔膜の直下で下大静脈に直接注ぎます。門脈と肝静脈を混同しないことが重要です。
腎静脈は、腎臓からの血液を集めて下大静脈に直接注ぎます。なお、左腎静脈は腹部大動脈の前を横切って合流するため右腎静脈より長く、左の精巣静脈(卵巣静脈)と副腎静脈は左腎静脈に注ぎます。
腰静脈は、腰部の体壁からの血液を集め、下大静脈に直接注ぎます。奇静脈系とも連絡しています。
このほか下大静脈に直接注ぐものとして、右精巣静脈(卵巣静脈)、右副腎静脈、下横隔静脈、総腸骨静脈があります。
選択肢の確認
1.肝静脈
誤り。肝臓から下大静脈へ直接注ぎます。
2.腎静脈
誤り。腎臓から下大静脈へ直接注ぎます。
3.脾静脈
正しい。上腸間膜静脈と合流して門脈をつくります。
4.腰静脈
誤り。腰部の体壁から下大静脈へ直接注ぎます。
覚えるポイント
- 門脈をつくる静脈=脾静脈、上腸間膜静脈、下腸間膜静脈、左胃静脈。
- 下大静脈に直接注ぐ=肝静脈、腎静脈、腰静脈、右精巣(卵巣)静脈、右副腎静脈、総腸骨静脈。
- 門脈=消化管と脾臓の血液を肝臓へ運ぶ。肝静脈=肝臓から下大静脈へ。
- 門脈圧亢進の側副路=食道静脈叢、臍周囲静脈、直腸静脈叢。