22AM29|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
腰神経叢の枝で筋裂孔を通るのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
鼠径靱帯の下を通る構造を区別する問題です。
筋裂孔と血管裂孔の内容を確認します。
解説
鼠径靱帯と寛骨の間の空間は、腸恥筋膜弓によって外側と内側に分けられます。
筋裂孔(外側)を通るのは、腸腰筋、大腿神経、外側大腿皮神経です。したがって、腰神経叢の枝で筋裂孔を通るものとして外側大腿皮神経が正答です。外側大腿皮神経(L2からL3)は大腿の外側面の知覚を担い、この部で絞扼されると大腿外側にしびれと灼熱感を生じる**感覚異常性大腿痛(知覚異常性大腿痛)**となります。きつい衣類やベルト、肥満、妊娠が誘因となります。
血管裂孔(内側)を通るのは、大腿動脈、大腿静脈、リンパ管、大腿輪です。
陰部大腿神経(L1からL2)は、大腿枝が血管裂孔を通って大腿上部前面の知覚を担い、陰部枝は鼠径管を通ります。筋裂孔ではありません。
腸骨下腹神経(T12からL1)は、腹壁の筋(内腹斜筋、腹横筋)と下腹部・殿部外側の皮膚を支配します。鼠径靱帯の下を通るものではありません。
閉鎖神経(L2からL4)は、閉鎖管を通って骨盤外へ出て、大腿の内転筋群と大腿内側の知覚を支配します。筋裂孔ではありません。
選択肢の確認
1.陰部大腿神経
誤り。大腿枝は血管裂孔を通ります。
2.外側大腿皮神経
正しい。腸腰筋、大腿神経とともに筋裂孔を通ります。
3.腸骨下腹神経
誤り。腹壁の筋と下腹部の皮膚を支配します。
4.閉鎖神経
誤り。閉鎖管を通って内転筋群を支配します。
覚えるポイント
- 筋裂孔(外側)=腸腰筋、大腿神経、外側大腿皮神経。
- 血管裂孔(内側)=大腿動脈、大腿静脈、リンパ管。
- 外側大腿皮神経の絞扼=感覚異常性大腿痛(大腿外側のしびれと灼熱感)。
- 閉鎖神経=閉鎖管を通り、内転筋群と大腿内側の知覚を支配。