22AM30第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)

眼について正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

眼球の構造を問う問題です。

解説

**シュレム管(強膜静脈洞)**は、**角膜と強膜の境界部(角膜輪部)**にある環状の管です。毛様体で産生された房水は、後眼房から瞳孔を通って前眼房へ流れ、**虹彩角膜角(隅角)**にある線維柱帯を経てシュレム管に吸収され、静脈へ流出します。したがってこの記述が正しく、正答です。この流出路が妨げられると眼圧が上昇し、緑内障の原因となります。

黄斑の中央部を視神経円板というという記述は誤りです。黄斑の中央にあるのは中心窩で、錐体細胞が密集し最も視力の高い部位です。視神経円板(視神経乳頭)は黄斑の鼻側にあり、視神経が集まって眼球を出る部位です。ここには視細胞がないため、**盲点(マリオット盲点)**となります。

水晶体と虹彩の間の空間を前眼房というという記述も誤りです。水晶体と虹彩の間は後眼房です。前眼房は角膜と虹彩の間の空間を指します。

網膜の色素上皮層は単層円柱上皮よりなるという記述も誤りです。網膜色素上皮は単層立方上皮からなり、メラニンを含んで余分な光を吸収し、視細胞の外節の代謝を支えます。

なお、視細胞のうち錐体細胞は明所での色覚と鋭い視力を、杆体細胞は暗所での視覚を担い、後者にはロドプシン(ビタミンAが必要)が含まれます。

選択肢の確認

1.黄斑の中央部を視神経円板という。
誤り。黄斑の中央は中心窩です。視神経円板は黄斑の鼻側にあります。

2.水晶体と虹彩の間の空間を前眼房という。
誤り。そこは後眼房です。

3.角膜と強膜の境界部にシュレム管がある。
正しい。房水が線維柱帯を経て吸収される部位です。

4.網膜の色素上皮層は単層円柱上皮よりなる。
誤り。単層立方上皮からなります。

覚えるポイント

  • シュレム管=角膜と強膜の境界部。房水の流出路。障害されると眼圧上昇(緑内障)。
  • 房水の流れ=毛様体→後眼房→瞳孔→前眼房→隅角(線維柱帯)→シュレム管。
  • 中心窩=黄斑の中央、錐体細胞が密集、最も視力が高い。視神経円板=盲点
  • 錐体細胞=明所と色覚。杆体細胞=暗所(ロドプシン、ビタミンAが必要)。
22AM2922AM31
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