22AM32|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
ピルビン酸の分解で生じないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
糖の代謝とアミノ酸の代謝の産物を区別する問題です。
解説
グルコースは細胞質の解糖系でピルビン酸まで分解されます。酸素が十分にある場合、ピルビン酸はミトコンドリアへ入ってアセチルCoAとなり、クエン酸回路(TCA回路)と電子伝達系で処理されます。
この過程で生じるのは、ATP(エネルギー)、二酸化炭素、水です。したがってこれら三つは生じます。
尿素は、**アミノ酸(蛋白質)の分解によって生じるアンモニアを、肝臓の尿素回路(オルニチン回路)で無毒化してつくられる物質です。糖の代謝であるピルビン酸の分解からは生じません。したがってこれが正答です。尿素は腎臓から尿中へ排泄され、血中濃度は尿素窒素(BUN)**として腎機能の指標に用いられます。肝硬変では尿素の合成が低下し、アンモニアが蓄積して肝性脳症を起こします。
なお、酸素が不足する条件下では、ピルビン酸は乳酸に変換されます(嫌気的解糖)。激しい運動時の筋で起こる反応で、生じた乳酸は肝臓で糖新生の材料として再利用されます(コリ回路)。
選択肢の確認
1.ATP
誤り(生じる)。クエン酸回路と電子伝達系で産生されます。
2.二酸化炭素
誤り(生じる)。クエン酸回路で生じます。
3.尿素
正しい(生じない)。アミノ酸の分解によって肝臓の尿素回路で生じます。
4.水
誤り(生じる)。電子伝達系で酸素と結合して生じます。
覚えるポイント
- グルコース→(解糖系、細胞質)→ピルビン酸→(ミトコンドリア)→ATP、二酸化炭素、水。
- 尿素=アミノ酸由来のアンモニアを肝臓の尿素回路で無毒化したもの。
- 尿素窒素(BUN)は腎機能の指標。肝不全ではアンモニアが蓄積し肝性脳症。
- 酸素不足では乳酸が生じる(嫌気的解糖)。