22AM33|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
心房から心室への伝導時間を表す心電図成分はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
心電図の各成分が何を表すかを問う問題です。
解説
心電図の各成分は次のように対応します。
P波=心房の興奮(脱分極)。
QRS波=心室の興奮(脱分極)。
T波=心室の再分極(興奮からの回復)。
PQ時間(PR時間)は、P波の始まりからQRS波の始まりまでの時間で、心房の興奮が始まってから心室の興奮が始まるまで、すなわち心房から心室への伝導時間を表します。したがってこれが正答です。正常はおよそ0.12から0.20秒で、延長すると房室ブロックが疑われます。この時間の大部分は房室結節での伝導の遅れによるもので、心房の収縮が完了してから心室が収縮するために必要な間となっています。
QT時間は、QRS波の始まりからT波の終わりまでで、心室の興奮の開始から回復の終了までを表します。延長すると重篤な不整脈(トルサード・ド・ポアント)の危険が高まります。
PP間隔は、P波とP波の間隔で、心房の興奮の周期を表します。
RR間隔は、R波とR波の間隔で、心室の興奮の周期、すなわち心拍の周期を表します。心拍数はこの間隔から算出されます。
なお、刺激伝導系は洞房結節→心房→房室結節→ヒス束→左脚と右脚→プルキンエ線維の順に興奮を伝えます。
選択肢の確認
1.PQ時間
正しい。心房の興奮開始から心室の興奮開始までの伝導時間です。
2.QT時間
誤り。心室の興奮開始から回復終了までを表します。
3.PP間隔
誤り。心房の興奮の周期を表します。
4.RR間隔
誤り。心室の興奮の周期(心拍の周期)を表します。
覚えるポイント
- P波=心房の興奮、QRS波=心室の興奮、T波=心室の再分極。
- PQ時間=房室伝導時間(正常0.12から0.20秒)。延長で房室ブロック。
- QT時間=心室の興奮から回復まで。延長は危険な不整脈の要因。
- 刺激伝導系=洞房結節→心房→房室結節→ヒス束→左脚・右脚→プルキンエ線維。