22AM34第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)

過換気で起こるのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

過換気による酸塩基平衡の変化を問う問題です。

解説

過換気(過呼吸)では、換気量が過剰になるため、二酸化炭素が過剰に排出されます。

その結果、動脈血二酸化炭素分圧が低下します。血液中では、二酸化炭素は水と反応して炭酸となり、水素イオンと重炭酸イオンに解離しています。二酸化炭素が減れば、この反応が左へ傾き、水素イオン濃度が減少します。すなわち血液はアルカリ性に傾き、pHが上昇します。これが呼吸性アルカローシスです。したがって「血漿水素イオン濃度の減少」が正しく、これが正答です。

動脈血酸素分圧の低下は誤りです。換気が増えるため酸素の取り込みも増え、酸素分圧は上昇します。

動脈血二酸化炭素分圧の上昇も誤りです。過剰に排出されるため低下します。上昇するのは、換気が不足する場合(呼吸性アシドーシス)です。

血漿重炭酸イオン濃度の増加も誤りです。上の反応が左へ傾くため、重炭酸イオン濃度は減少します。さらに、腎臓が代償として重炭酸イオンの排泄を増やすため、慢性の過換気ではより低下します。

過換気症候群では、アルカローシスにより血中の遊離カルシウムが減少し、テタニー(手指のしびれ、助産師の手位)、めまい、失神が生じます。落ち着かせてゆっくり呼吸させる対応をとります。

選択肢の確認

1.動脈血酸素分圧の低下
誤り。換気の増加により上昇します。

2.動脈血二酸化炭素分圧の上昇
誤り。過剰に排出されるため低下します。

3.血漿重炭酸イオン濃度の増加
誤り。減少します。

4.血漿水素イオン濃度の減少
正しい。pHが上昇し、呼吸性アルカローシスとなります。

覚えるポイント

  • 過換気→二酸化炭素分圧低下→水素イオン減少→pH上昇=呼吸性アルカローシス
  • 換気不足→二酸化炭素分圧上昇→pH低下=呼吸性アシドーシス
  • 代謝性アシドーシス=糖尿病性ケトアシドーシス、腎不全、下痢。
  • 過換気症候群=テタニー、しびれ、めまい。落ち着かせてゆっくり呼吸させる。
22AM3322AM35
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