22AM35|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
小腸上皮から吸収後、中心乳び管に入るのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
小腸で吸収された栄養素の輸送経路を問う問題です。
門脈へ行くものとリンパ管へ行くものを区別します。
解説
小腸の絨毛の中心には**中心乳び管(リンパ管)**があり、その周囲を毛細血管が取り囲んでいます。吸収された栄養素は、その性質によって異なる経路をたどります。
**中性脂肪(トリグリセリド)は、胆汁酸によって乳化され、リパーゼで脂肪酸とモノグリセリドに分解されて吸収されます。上皮細胞内で再び中性脂肪に合成され、カイロミクロンという粒子となって中心乳び管(リンパ管)**へ入ります。その後、胸管を経て左静脈角から血液へ合流します。したがってこれが正答です。脂溶性ビタミン(A、D、E、K)も同じ経路をたどります。
グルコースなどの単糖類は、水溶性であるため上皮細胞から毛細血管に入り、門脈を経て肝臓へ運ばれます。
アミノ酸も水溶性であり、同じく毛細血管から門脈を経て肝臓へ運ばれます。
ビタミンB1は水溶性ビタミンであり、こちらも毛細血管から門脈を経由します。
すなわち、脂溶性のもの(中性脂肪、脂溶性ビタミン)はリンパ管へ、水溶性のもの(糖、アミノ酸、水溶性ビタミン、ミネラル)は門脈へ、と整理できます。
選択肢の確認
1.グルコース
誤り。毛細血管から門脈を経て肝臓へ運ばれます。
2.アミノ酸
誤り。こちらも門脈を経由します。
3.中性脂肪
正しい。カイロミクロンとして中心乳び管(リンパ管)へ入ります。
4.ビタミンB1
誤り。水溶性ビタミンであり門脈を経由します。
覚えるポイント
- 脂溶性(中性脂肪、脂溶性ビタミンA・D・E・K)=リンパ管(中心乳び管)→胸管→左静脈角。
- 水溶性(糖、アミノ酸、水溶性ビタミン)=毛細血管→門脈→肝臓。
- 脂肪の消化=胆汁酸による乳化+膵リパーゼによる分解。
- ビタミンB12は胃の内因子と結合して回腸で吸収される。