22AM38第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)

糸球体におけるろ過の原動力はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

糸球体濾過を決める圧の関係を問う問題です。

解説

糸球体での濾過は、次の三つの圧のバランスで決まります。

糸球体血圧(糸球体毛細血管圧)は、血液を毛細血管の外へ押し出す圧で、およそ50ミリメートル水銀柱と高く保たれています。これが濾過の原動力です。したがってこれが正答です。糸球体では、輸入細動脈が輸出細動脈より太いため、毛細血管でありながら高い圧が保たれる構造になっています。

ボーマン嚢内圧は、およそ15ミリメートル水銀柱で、濾過に逆らう方向に働きます。尿路が閉塞するとこの圧が上昇し、濾過量が減少します。

血漿膠質浸透圧は、主にアルブミンによる圧でおよそ25ミリメートル水銀柱、水を血管内に引き戻す方向、すなわち濾過に逆らう方向に働きます。

ボーマン嚢内液の膠質浸透圧は、正常では原尿に蛋白質がほとんど含まれないため、ほぼゼロとみなされます。

したがって有効濾過圧は、50-15-25=およそ10ミリメートル水銀柱となります。糸球体濾過量(GFR)は健常成人でおよそ毎分100から120ミリリットルです。

なお、糸球体では血球と蛋白質は濾過されません。尿に蛋白や血球が出る場合は糸球体の障害を疑います。

選択肢の確認

1.糸球体血圧
正しい。血液を押し出す圧であり、濾過の原動力です。

2.ボーマン嚢内圧
誤り。濾過に逆らう方向に働きます。

3.血漿膠質浸透圧
誤り。水を血管内に引き戻す方向に働きます。

4.ボーマン嚢内液の膠質浸透圧
誤り。正常ではほぼゼロです。

覚えるポイント

  • 有効濾過圧=糸球体血圧-(ボーマン嚢内圧+血漿膠質浸透圧)
  • 糸球体血圧が高く保たれるのは、輸入細動脈が輸出細動脈より太いため。
  • 糸球体濾過量(GFR)=およそ毎分100から120ミリリットル。腎機能の指標。
  • 糸球体では血球と蛋白質は濾過されない
22AM3722AM39
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