22AM39|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
ノルアドレナリンの方がアドレナリンより作用が強いのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
アドレナリンとノルアドレナリンの作用の違いを問う問題です。
受容体への作用の違いが要点です。
解説
副腎髄質から分泌されるカテコールアミンには、アドレナリンとノルアドレナリンがあり、受容体への作用の強さが異なります。
ノルアドレナリンは、α受容体への作用が強く、β2受容体への作用がほとんどありません。α1受容体を介して全身の血管を強く収縮させるため、末梢血管抵抗が大きく上昇し、血圧上昇作用がアドレナリンより強くなります。したがってこれが正答です。なお、血圧が急上昇すると圧受容器反射が働き、反射性の徐脈が起こることもあります。
気管支拡張はβ2受容体を介する作用で、アドレナリンのほうが強くなります。このため、気管支喘息の発作時にはアドレナリン(および選択的β2刺激薬)が用いられます。
血糖値上昇は、肝でのグリコーゲン分解(β2受容体)などを介する作用で、アドレナリンのほうが強くなります。
心収縮力増大はβ1受容体を介する作用で、こちらもアドレナリンのほうが強くなります。心拍数の増加も同様です。
まとめると、ノルアドレナリンは血管収縮と血圧上昇に優れ、アドレナリンは心臓、気管支、代謝への作用に優れる、と整理できます。
選択肢の確認
1.気管支拡張
誤り。β2受容体を介し、アドレナリンのほうが強く作用します。
2.血圧上昇
正しい。α受容体を介する血管収縮により、ノルアドレナリンのほうが強くなります。
3.血糖値上昇
誤り。アドレナリンのほうが強く作用します。
4.心収縮力増大
誤り。β1受容体を介し、アドレナリンのほうが強く作用します。
覚えるポイント
- ノルアドレナリン=α作用が強い。血管収縮と血圧上昇に優れる。
- アドレナリン=β作用も強い。心収縮力と心拍数、気管支拡張、血糖上昇に優れる。
- α1=血管収縮、散瞳。β1=心拍数と収縮力の増加。β2=気管支拡張、血管拡張。
- 副腎髄質からの分泌はおよそアドレナリン8割、ノルアドレナリン2割。