22AM40第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)

退縮するのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

加齢に伴って退縮する臓器を問う問題です。

解説

胸腺は、胸骨の後ろ、心臓の上前方にある一次リンパ器官で、T細胞の分化と成熟を担います。骨髄でつくられた前駆細胞が胸腺で教育を受け、自己を攻撃しないT細胞だけが選別されて全身へ送り出されます。

胸腺は思春期に最大となり、その後は加齢とともに退縮(萎縮)して脂肪組織に置き換わっていきます。これが「退縮する」臓器として胸腺が正答となる理由です。ただし退縮しても、すでに分化したT細胞は末梢のリンパ組織に存在し続けるため、免疫が直ちに失われるわけではありません。なお、胸腺の腫瘍(胸腺腫)は重症筋無力症と関連することが知られています。

肝臓は、加齢によって重量や血流が緩やかに減少しますが、思春期を境に退縮するような臓器ではありません。再生能力が高いことでも知られます。

腎臓も、加齢に伴ってネフロンの数と糸球体濾過量が徐々に低下しますが、退縮する臓器として分類されるものではありません。

膵臓も、加齢による機能の緩やかな低下はありますが、退縮する臓器ではありません。

なお、リンパ器官は、一次(中枢)リンパ器官である骨髄と胸腺と、二次(末梢)リンパ器官であるリンパ節、脾臓、扁桃、パイエル板に分けられます。

選択肢の確認

1.肝臓
誤り。加齢による緩やかな変化はありますが、退縮する臓器ではありません。

2.腎臓
誤り。加齢でネフロンが減少しますが、退縮する臓器ではありません。

3.膵臓
誤り。退縮する臓器ではありません。

4.胸腺
正しい。思春期に最大となり、その後退縮して脂肪組織に置き換わります。

覚えるポイント

  • 胸腺T細胞の分化と成熟の場。思春期に最大、その後退縮。
  • 一次リンパ器官骨髄(B細胞)と胸腺(T細胞)
  • 二次リンパ器官=リンパ節、脾臓、扁桃、パイエル板。
  • 胸腺腫は重症筋無力症と関連する。
22AM3922AM41
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