22AM45|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
ミネラルの異常と病態との組合せで正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
ミネラルの過不足と病態を対応させる問題です。
解説
ヘモクロマトーシスは、体内に鉄が過剰に蓄積する病態で、肝臓、膵臓、心臓、皮膚などに鉄が沈着して臓器障害を起こします。肝硬変、糖尿病(膵臓の障害による)、皮膚の色素沈着を三徴とし、心筋症や性腺機能低下も生じます。原発性(遺伝性)のほか、頻回の輸血による続発性のものがあります。したがって「鉄過剰-ヘモクロマトーシス」が正しく、これが正答です。
テタニーは、**カルシウムの不足(低カルシウム血症)**によって神経筋の興奮性が高まり、手指のけいれん(助産師の手位)や口周囲のしびれ、喉頭けいれんを生じる状態です。過剰ではなく不足で起こります。副甲状腺機能低下症、ビタミンD不足、過換気症候群が原因となります。トルソー徴候とクボステック徴候が陽性となります。
ウイルソン病は、銅の代謝異常により銅が肝臓、脳、角膜に蓄積する遺伝性疾患です。カリウム不足によるものではありません。肝障害、錐体外路症状、角膜のカイザー・フライシャー輪が特徴です。
くる病は、ビタミンDの不足により骨の石灰化が障害され、小児で骨の変形(O脚、肋骨念珠)をきたす疾患です。銅の不足によるものではありません。成人では骨軟化症となります。
選択肢の確認
1.カルシウム過剰-テタニー
誤り。テタニーはカルシウムの不足で起こります。
2.鉄過剰-ヘモクロマトーシス
正しい。鉄が臓器に沈着し、肝硬変や糖尿病を起こします。
3.カリウム不足-ウイルソン病
誤り。ウイルソン病は銅の蓄積による疾患です。
4.銅不足-くる病
誤り。くる病はビタミンDの不足によります。
覚えるポイント
- 鉄過剰=ヘモクロマトーシス(肝硬変、糖尿病、色素沈着)。鉄不足=鉄欠乏性貧血。
- カルシウム不足=テタニー(トルソー徴候、クボステック徴候)。
- 銅の蓄積=ウイルソン病(肝障害、錐体外路症状、カイザー・フライシャー輪)。
- ビタミンD不足=くる病(小児)、骨軟化症(成人)。