22AM47|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臓器の移植に関する法律における脳死判定で誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
臓器移植法における脳死判定の要件について、誤った記述を選ぶ問題です。
解説
脳死判定は、移植に関わらない、脳死判定の経験をもつ2名以上の医師が行うことと定められています。移植を実施する医師(移植医)や移植を受ける人の主治医が判定に加わることは、利益相反を避けるため認められていません。したがって「移植医が判定する」という記述は誤りであり、正答です。
急性薬物中毒による深昏睡は除外されるという記述は正しい内容です。脳死判定の前提として、深昏睡の原因が確実に診断され、回復の可能性がないことが必要です。急性薬物中毒、低体温、代謝性・内分泌性の障害、6歳未満の小児における一定の条件など、判定の対象から除外される状態が定められています。
自発呼吸は停止しているという記述も正しい内容です。脳死判定の項目は、**深昏睡、瞳孔の固定(両側4ミリメートル以上)、脳幹反射の消失、平坦脳波、自発呼吸の消失(無呼吸テスト)**の五つです。
判定は2回行うという記述も正しい内容です。1回目の判定の後、**6時間以上(6歳未満では24時間以上)**の間隔をおいて2回目の判定を行い、いずれも同じ結果であることを確認します。死亡の時刻は2回目の判定が終了した時刻とされます。
なお、2010年の法改正により、本人の意思が不明な場合でも家族の承諾があれば臓器提供が可能となり、15歳未満からの提供も認められるようになりました。
選択肢の確認
1.移植医が判定する。
誤った記述であり、これが正答です。移植に関わらない2名以上の医師が判定します。
2.急性薬物中毒による深昏睡は除外される。
正しい記述です。判定の対象から除外されます。
3.自発呼吸は停止している。
正しい記述です。無呼吸テストで確認します。
4.判定は2回行う。
正しい記述です。6時間以上の間隔をおいて2回行います。
覚えるポイント
- 脳死判定=移植に関わらない2名以上の医師が行う。
- 判定項目=深昏睡、瞳孔固定、脳幹反射消失、平坦脳波、自発呼吸消失。
- 6時間以上(6歳未満は24時間以上)の間隔で2回行う。死亡時刻は2回目終了時。
- 除外条件=急性薬物中毒、低体温、代謝性・内分泌性障害など。