22AM49|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
扁平上皮癌が好発するのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
癌の組織型と発生部位を対応させる問題です。
その部位の上皮の種類から考えます。
解説
癌の組織型は、その部位を覆う上皮の種類に対応します。
食道は重層扁平上皮に覆われているため、発生する癌の多くは扁平上皮癌です。したがってこれが正答です。危険因子は喫煙と飲酒(特に両者の併用)で、熱い飲食物も関与するとされます。症状としては、嚥下時のつかえ感、嚥下困難、体重減少がみられますが、早期には無症状のことが多く、進行して発見されることが少なくありません。なお、逆流性食道炎に伴うバレット食道からは腺癌が発生します。
胃は単層円柱上皮(腺上皮)に覆われているため、発生する癌のほとんどは腺癌です。危険因子はヘリコバクター・ピロリの持続感染、塩蔵食品、喫煙です。
小腸も腺上皮に覆われており、癌の発生自体が少ないものの、生じるとすれば腺癌です。
大腸も腺上皮に覆われているため、腺癌が大部分を占めます。多くは腺腫を経て発生し、S状結腸と直腸に好発します。
扁平上皮癌が発生する主な部位としては、食道のほかに、皮膚、口腔、咽頭、喉頭、肺(喫煙と関連)、子宮頸部(ヒトパピローマウイルスと関連)があります。いずれも重層扁平上皮に覆われる部位、あるいは扁平上皮化生を起こす部位です。
選択肢の確認
1.食道
正しい。重層扁平上皮に覆われるため扁平上皮癌が好発します。
2.胃
誤り。腺上皮に覆われるため腺癌が大部分です。
3.小腸
誤り。腺上皮であり、癌の発生自体が少ない部位です。
4.大腸
誤り。腺上皮に覆われるため腺癌が大部分です。
覚えるポイント
- 扁平上皮癌=食道、皮膚、口腔、咽頭、喉頭、肺、子宮頸部。
- 腺癌=胃、大腸、膵臓、肺(末梢)、乳腺、前立腺、子宮体部。
- 食道癌の危険因子=喫煙と飲酒。胃癌=ピロリ菌、塩蔵食品。
- 癌=上皮性の悪性腫瘍。肉腫=非上皮性(結合組織、骨、筋)の悪性腫瘍。