22AM50|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
出血性炎はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
炎症の分類を問う問題です。
滲出物の性状によって分けます。
解説
滲出性炎は、滲出物の性状によって次のように分類されます。
漿液性炎=蛋白の少ない液が主体(水疱、初期の胸膜炎)。
カタル性炎=粘膜での粘液の分泌が主体(カタル性鼻炎、気管支炎)。
線維素性炎(偽膜性炎)=フィブリンが析出して膜をつくる(ジフテリアの偽膜、線維素性心膜炎)。
化膿性炎=好中球と壊死物質による膿が主体(膿瘍、蜂窩織炎、歯槽膿漏)。
出血性炎=滲出物に赤血球が多量に混じるもの。
壊疽性炎=腐敗菌の感染を伴うもの。
インフルエンザ肺炎では、肺の毛細血管が強く傷害されて赤血球が滲出するため、出血性炎の代表として扱われます。したがってこれが正答です。ほかに出血性炎の例としては、エボラ出血熱などのウイルス性出血熱、劇症型の炭疽、ペストが挙げられます。
カタル性鼻炎は、鼻粘膜から多量の粘液が分泌されるカタル性炎です。
上気道ジフテリアは、フィブリンを含む偽膜を形成する線維素性炎です。この偽膜が気道を閉塞して窒息を起こすことがあります。
歯槽膿漏は、膿の形成を伴う化膿性炎です。
選択肢の確認
1.カタル性鼻炎
誤り。粘液の分泌が主体のカタル性炎です。
2.上気道ジフテリア
誤り。偽膜を形成する線維素性炎です。
3.インフルエンザ肺炎
正しい。赤血球の滲出を伴う出血性炎です。
4.歯槽膿漏
誤り。膿の形成を伴う化膿性炎です。
覚えるポイント
- 滲出性炎=漿液性、カタル性、線維素性(偽膜性)、化膿性、出血性、壊疽性。
- 出血性炎=インフルエンザ肺炎、ウイルス性出血熱、炭疽、ペスト。
- 線維素性炎=ジフテリアの偽膜、線維素性心膜炎。
- 炎症の四徴=発赤、腫脹、熱感、疼痛(+機能障害)。