22AM54|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
吐血の原因となるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
吐血の原因となる疾患を問う問題です。
出血の部位から判断します。
解説
吐血は、**上部消化管(食道、胃、十二指腸)**からの出血が口から吐き出されるものです。
胃潰瘍は、胃の粘膜が欠損して深部に達した状態で、露出した血管から出血すると吐血をきたします。原因はヘリコバクター・ピロリの感染と非ステロイド性抗炎症薬の使用が中心です。したがってこれが正答です。胃酸により変化した血液はコーヒー残渣様の暗赤色を呈し、あわせて黒色のタール便(下血)がみられます。大量出血ではショックに至ることもあります。
大腸癌は下部消化管の疾患であり、出血は**血便(下血)**として現れます。吐血にはなりません。
クローン病は、口から肛門までの全消化管に非連続性の炎症を起こしうる疾患ですが、好発部位は回腸末端であり、出血は主に下血として現れます。吐血の原因として代表的なものではありません。
気管支拡張症は、気道の疾患であり、出血は喀血(咳とともに吐き出される鮮紅色で泡沫状の血液)として現れます。吐血とは区別されます。
上部消化管出血の原因としては、胃潰瘍と十二指腸潰瘍のほか、食道静脈瘤の破裂(肝硬変による門脈圧亢進)、マロリー・ワイス症候群、胃癌があります。
選択肢の確認
1.大腸癌
誤り。下部消化管の疾患であり、血便として現れます。
2.クローン病
誤り。回腸末端に好発し、下血として現れます。
3.気管支拡張症
誤り。気道からの出血であり、喀血となります。
4.胃潰瘍
正しい。上部消化管の出血であり、吐血をきたします。
覚えるポイント
- 吐血=上部消化管(食道、胃、十二指腸)。喀血=気道。下血・血便=下部消化管。
- 吐血の原因=胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食道静脈瘤の破裂、胃癌、マロリー・ワイス症候群。
- 胃酸で変性した血液はコーヒー残渣様、便は黒色のタール便。
- 大量の吐血はショックの危険があり、緊急の対応が必要。