22AM56|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
徒手検査と検査対象との組合せで正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
徒手検査と評価する対象を対応させる問題です。
解説
パトリックテストは、仰臥位で一方の下肢を4の字に組み(股関節を屈曲・外転・外旋させ)、膝を外下方へ押し下げる検査です。股関節に疼痛が誘発されれば陽性で、股関節疾患(変形性股関節症など)を示します(仙腸関節の障害を示すこともあります)。したがってこの組合せが正しく、正答です。
ヤーガソンテストは、肘を屈曲位で前腕を回外させるのに抵抗を加え、結節間溝に痛みが生じれば陽性となる検査で、上腕二頭筋長頭腱の障害を示します。上腕三頭筋腱ではありません。
ケンプ・ボンネットテストのうち、ボンネットテストは、股関節を屈曲・内転・内旋させて坐骨神経への刺激を加える検査で、梨状筋症候群を示唆します。大腿神経ではありません。大腿神経の伸張をみるのは、腹臥位で膝を屈曲させる**大腿神経伸展テスト(FNSテスト)**で、上位腰椎(L2からL4)の神経根障害を示します。
ラックマンテストは、膝を軽度屈曲位に保ち、脛骨を前方へ引き出して不安定性をみる検査で、前十字靱帯の損傷を示します。後十字靱帯ではありません。後十字靱帯の損傷は、脛骨を後方へ押す後方引き出しテストや、サギング徴候で評価します。
選択肢の確認
1.ヤーガソンテスト-上腕三頭筋腱
誤り。上腕二頭筋長頭腱の障害を示します。
2.K・ボンネットテスト-大腿神経
誤り。坐骨神経(梨状筋症候群)を評価します。
3.パトリックテスト-股関節
正しい。股関節や仙腸関節の障害を示します。
4.ラックマンテスト-膝後十字靱帯
誤り。前十字靱帯の損傷を示します。
覚えるポイント
- パトリックテスト=股関節(仙腸関節)。4の字に組んで押し下げる。
- ラックマンテストと前方引き出しテスト=前十字靱帯。後方引き出しテスト=後十字靱帯。
- ヤーガソンテスト、スピードテスト=上腕二頭筋長頭腱。
- ボンネットテスト=梨状筋症候群(坐骨神経)。大腿神経伸展テスト=上位腰椎の神経根。