22AM58|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
鉛管現象と関係が深いのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
**鉛管現象(鉛管様固縮)**がどの部位の障害でみられるかを問う問題です。
解説
鉛管現象(鉛管様固縮)は、四肢を他動的に動かしたとき、運動の最初から最後まで一様な抵抗が持続する筋緊張の亢進です。鉛の管を曲げるような感触にたとえられます。これに小刻みなカクカクとした抵抗が加わるものを歯車様固縮といいます。
これらは筋強剛(固縮)と呼ばれ、大脳基底核の障害、特にパーキンソン病でみられる代表的な所見です。したがって大脳基底核が正答です。パーキンソン病は黒質のドパミン神経の変性によって生じ、安静時振戦、筋強剛、無動・寡動、姿勢反射障害を四大徴候とします。
錐体路の障害では、痙縮がみられます。痙縮は、動かす速度に依存して抵抗が強まり、ある点を超えると急に抵抗が消える折りたたみナイフ現象が特徴です。固縮とは区別されます。あわせて腱反射亢進とバビンスキー徴候陽性がみられます。
脊髄後索の障害では、深部感覚(位置覚、振動覚)が障害され、ロンベルグ徴候が陽性となり、踵打歩行を呈します。筋緊張の異常が主体ではありません。
小脳の障害では、筋緊張の低下、運動失調、測定異常、企図振戦、反復拮抗運動不能がみられます。
選択肢の確認
1.錐体路
誤り。痙縮(折りたたみナイフ現象)がみられます。
2.脊髄後索
誤り。深部感覚障害とロンベルグ徴候陽性がみられます。
3.大脳基底核
正しい。鉛管様固縮や歯車様固縮はパーキンソン病などでみられます。
4.小脳
誤り。筋緊張の低下と運動失調がみられます。
覚えるポイント
- 固縮(筋強剛)=大脳基底核。鉛管様(一様な抵抗)と歯車様(小刻みな抵抗)。
- 痙縮=錐体路。速度依存性、折りたたみナイフ現象、腱反射亢進。
- 小脳障害=筋緊張低下、運動失調、企図振戦。
- パーキンソン病の四大徴候=安静時振戦、筋強剛、無動、姿勢反射障害。