22AM62|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
膵癌について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
膵癌の特徴を問う問題です。
解説
CA19-9は、膵癌で高率に上昇する腫瘍マーカーで、診断の補助と治療効果の判定、再発の監視に用いられます。したがってこの記述が正しく、正答です。ただし、胆道疾患や他の消化器癌でも上昇することがあり、また一部の人(ルイス式血液型陰性者)では産生されないため、単独で診断するものではありません。CEAも補助的に用いられます。
膵体部に好発するという記述は誤りです。膵癌は膵頭部に最も多く発生します(およそ6割から7割)。膵頭部には総胆管が通るため、癌がこれを圧迫すると閉塞性黄疸を生じ、比較的早期に発見される契機となります。
内分泌腫瘍が多いという記述も誤りです。膵癌の大部分は**外分泌組織由来の膵管癌(腺癌)**です。内分泌腫瘍(インスリノーマ、ガストリノーマなど)はまれです。
膵尾部癌では早期に症状が現れるという記述も誤りです。膵尾部の癌は、胆管を圧迫しないため黄疸が出ず、症状が乏しいまま進行します。腹痛や背部痛、体重減少で気づかれたときにはすでに進行していることが多く、予後不良の一因となっています。
膵癌の危険因子には、喫煙、慢性膵炎、糖尿病、肥満、家族歴があります。急に糖尿病を発症したり、既存の糖尿病が急に悪化したりした場合には、膵癌の可能性を考えることが重要です。
選択肢の確認
1.膵体部に好発する。
誤り。膵頭部に最も多く発生します。
2.内分泌腫瘍が多い。
誤り。大部分は外分泌組織由来の膵管癌です。
3.膵尾部癌では早期に症状が現れる。
誤り。症状が乏しく、進行して発見されることが多くなります。
4.CA19-9は診断的価値が高い。
正しい。膵癌で高率に上昇する腫瘍マーカーです。
覚えるポイント
- 膵癌=膵頭部に好発、大部分は膵管癌(腺癌)。予後不良。
- 膵頭部癌=総胆管の圧迫により閉塞性黄疸。膵体尾部癌=症状が乏しい。
- 腫瘍マーカー=CA19-9、CEA。
- 危険因子=喫煙、慢性膵炎、糖尿病、肥満、家族歴。