22AM64|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
肺結核について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
結核の感染経路と診断法を問う問題です。
解説
**クオンティフェロン検査(インターフェロンγ遊離試験)**は、結核菌に特異的な抗原で血液を刺激し、リンパ球が放出するインターフェロンγを測定する検査です。BCG接種の影響を受けないため、ツベルクリン反応より特異度が高く、結核感染の診断に広く用いられています。したがってこの記述が正しく、正答です。ただし、活動性の結核と潜在性結核感染とを区別することはできないため、画像検査や喀痰検査と組み合わせて判断します。
接触感染の頻度が高いという記述は誤りです。結核の主な感染経路は**空気感染(飛沫核感染)**です。咳やくしゃみで飛散した飛沫の水分が蒸発し、微細な飛沫核となって長時間空中を漂い、それを吸い込むことで感染します。同じ空気感染の疾患として麻疹と水痘があります。
一次結核症の頻度が高いという記述も誤りです。日本では、若いころに感染して体内に潜んでいた菌が、加齢や免疫の低下によって再び活動を始める**二次結核症(既感染発病)**が大半を占めます。
糖尿病合併患者では再発率が低いという記述も誤りです。糖尿病では細胞性免疫が低下するため、結核の発病と再発の危険が高くなります。ほかに、副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬の使用、HIV感染、低栄養、高齢も危険因子です。
選択肢の確認
1.接触感染の頻度が高い。
誤り。主な感染経路は空気感染(飛沫核感染)です。
2.一次結核症の頻度が高い。
誤り。日本では二次結核症(既感染発病)が大半です。
3.クオンティフェロン法は診断に用いられる。
正しい。BCGの影響を受けず、特異度が高い検査です。
4.糖尿病合併患者では再発率が低い。
誤り。免疫の低下により発病と再発の危険が高くなります。
覚えるポイント
- 結核=空気(飛沫核)感染。感染症法では二類感染症。
- クオンティフェロン検査=BCGの影響を受けない。潜在性感染も検出。
- 症状=2週間以上続く咳、微熱、盗汗、体重減少、血痰。
- 危険因子=糖尿病、ステロイド薬、免疫抑制薬、HIV感染、低栄養、高齢。