22AM66|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
全身性硬化症(強皮症)でみられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
**全身性硬化症(強皮症)**の内臓病変を問う問題です。
解説
全身性硬化症は、皮膚と内臓に線維化が生じる膠原病です。皮膚では、手指から始まる硬化(手指が硬くなって曲げにくくなるソーセージ様手指)、仮面様顔貌、口が開きにくくなる変化がみられます。初発症状としてレイノー現象が高頻度にみられます。
内臓病変としては、**肺線維症(間質性肺炎)**が高頻度にみられ、生命予後を大きく左右します。労作時呼吸困難、乾性咳嗽、聴診で捻髪音がみられ、拘束性換気障害と拡散能の低下を示します。したがってこれが正答です。ほかに、食道の蠕動低下による嚥下障害と逆流性食道炎、腎クリーゼ(急激な高血圧と腎不全)、肺高血圧症も重要な合併症です。
出血傾向は、血小板の減少や凝固因子の異常でみられる症状で、全身性硬化症の特徴ではありません。
ぶどう膜炎は、ベーチェット病、サルコイドーシス、原田病でみられる眼症状です。
リンパ節腫脹は、感染症や悪性リンパ腫、白血病、伝染性単核球症などでみられます。全身性硬化症の主要な所見ではありません。
自己抗体としては、**抗Scl-70抗体(抗トポイソメラーゼ I 抗体)**がびまん型に、抗セントロメア抗体が限局型に関連します。
選択肢の確認
1.出血傾向
誤り。血小板減少や凝固異常でみられる症状です。
2.ブドウ膜炎
誤り。ベーチェット病やサルコイドーシスでみられます。
3.肺線維症
正しい。高頻度にみられ、予後を左右する内臓病変です。
4.リンパ節腫脹
誤り。主要な所見ではありません。
覚えるポイント
- 全身性硬化症=皮膚と内臓の線維化。初発症状はレイノー現象が多い。
- 内臓病変=肺線維症、食道の蠕動低下、腎クリーゼ、肺高血圧症。
- 自己抗体=抗Scl-70抗体(びまん型)、抗セントロメア抗体(限局型)。
- 対応=保温、禁煙、寒冷とストレスの回避。手指の潰瘍に注意する。