22AM68|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
関節疾患について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
関節疾患の概念を整理する問題です。
拘縮と強直の区別が要点です。
解説
変形性関節症は、加齢や機械的な負荷の蓄積により、関節軟骨がすり減って変性し、骨棘の形成や関節裂隙の狭小化をきたす疾患です。すなわち**退行変性(退行性変化)**による疾患であり、この記述が正しく、正答です。膝、股関節、脊椎、手指(ヘバーデン結節、ブシャール結節)に好発し、動き始めの痛みと運動時の痛みが特徴です。炎症性の疾患である関節リウマチと異なり、朝のこわばりは短時間にとどまります。
関節拘縮の原因は関節包内の骨・軟骨にあるという記述は誤りです。拘縮は、皮膚、筋、腱、靱帯、関節包といった関節包外の軟部組織が原因で可動域が制限された状態です。長期の固定や不動によって生じ、他動的にはある程度動かせます。
関節リウマチの原因は細菌であるという記述も誤りです。関節リウマチは自己免疫を基盤とする慢性の炎症性疾患です。滑膜炎から始まり、パンヌスが軟骨と骨を破壊します。細菌が原因となるのは化膿性関節炎です。
関節強直の原因は関節包外の軟部組織にあるという記述も誤りです。強直は、関節包内の骨や軟骨が癒合することにより、関節がまったく動かなくなった状態です。拘縮と強直で、原因の部位が入れ替わって記述されている点に注意します。
選択肢の確認
1.関節拘縮の原因は関節包内の骨・軟骨にある。
誤り。拘縮の原因は関節包外の軟部組織です。
2.変形性関節症は退行変性である。
正しい。加齢と機械的負荷による軟骨の変性です。
3.関節リウマチの原因は細菌である。
誤り。自己免疫を基盤とする炎症性疾患です。
4.関節強直の原因は関節包外の軟部組織にある。
誤り。強直の原因は関節包内の骨や軟骨です。
覚えるポイント
- 拘縮=関節包外の軟部組織(皮膚、筋、腱、靱帯)。他動的に多少動く。
- 強直=関節包内の骨・軟骨の癒合。まったく動かない。
- 変形性関節症=退行変性。動き始めの痛み、骨棘、関節裂隙の狭小化。
- 関節リウマチ=自己免疫。滑膜炎、朝のこわばり、左右対称性。