22AM70|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
緑内障でみられるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
緑内障の病態と所見を問う問題です。
解説
緑内障は、視神経が障害されて視野が欠けていく疾患です。眼圧の上昇が主要な危険因子ですが、日本では眼圧が正常範囲でも進行する正常眼圧緑内障が最も多くみられます。
視野の異常は、周辺部や鼻側から始まり、マリオット盲点の拡大や弓状の暗点として現れ、徐々に中心へ向かって広がります。両眼で見ていると欠損を補い合うため自覚しにくく、かなり進行してから気づかれることが少なくありません。したがって視野の異常が正答です。緑内障は日本人の中途失明の原因の第一位であり、健康診断による早期発見と、進行を抑える治療の継続が重要です。
結膜の炎症は、結膜炎(細菌性、ウイルス性、アレルギー性)の所見です。充血、目やに、かゆみが生じます。
眼球の陥凹は、眼球が眼窩の奥へ落ち込む状態で、ホルネル症候群や重度の脱水、やせでみられます。緑内障の所見ではありません(緑内障で問題になるのは視神経乳頭の陥凹拡大であり、眼球そのものの陥凹とは異なります)。
水晶体の混濁は、白内障の所見です。かすみ、まぶしさ、視力低下が生じます。
なお、急性の閉塞隅角緑内障では、眼痛、頭痛、悪心・嘔吐、著しい視力低下が急激に起こり、緊急に眼圧を下げる処置が必要です。
選択肢の確認
1.結膜の炎症
誤り。結膜炎の所見です。
2.眼球の陥凹
誤り。ホルネル症候群や脱水でみられます。
3.水晶体の混濁
誤り。白内障の所見です。
4.視野の異常
正しい。視神経の障害により視野が徐々に欠けていきます。
覚えるポイント
- 緑内障=視神経障害による視野欠損。日本では正常眼圧緑内障が最多。
- 日本人の中途失明の原因の第一位。自覚しにくいため健診による早期発見が重要。
- 白内障=水晶体の混濁。加齢が最多の原因。
- 急性閉塞隅角緑内障=眼痛、頭痛、悪心、視力低下。緊急に眼圧を下げる。