22AM74|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
骨疾患と好発時期との組合せで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
骨疾患の好発時期を対応させる問題です。
解説
くる病は、ビタミンDの不足により骨の石灰化が障害される疾患で、骨が成長している小児期に発症します。O脚やX脚、肋骨念珠(肋骨と肋軟骨の接合部の膨隆)、頭蓋の軟化、大泉門の閉鎖遅延といった骨の変形が特徴です。したがってこの組合せが正しく、正答です。原因は、日光曝露の不足、ビタミンDの摂取不足、吸収障害です。なお、骨の成長が終わった成人で同じ病態が生じたものが骨軟化症です。
骨肉腫は、10歳代(思春期)に好発する原発性の悪性骨腫瘍です。大腿骨遠位や脛骨近位など、成長の盛んな膝関節周囲に多く発生します。痛みと腫脹が主症状で、画像ではコッドマン三角やスピクラ(日光放射状の骨膜反応)がみられます。老年期ではありません。
転移性骨腫瘍は、他臓器の癌が骨に転移したもので、癌が増える中高年に多くみられます。原発巣としては、乳癌、肺癌、前立腺癌、腎癌、甲状腺癌が代表です。脊椎、骨盤、大腿骨近位に多く、病的骨折や脊髄圧迫をきたします。青年期ではありません。
骨粗鬆症は、骨量が減少して骨折しやすくなる疾患で、閉経後の女性と高齢者に多くみられます。エストロゲンの減少が大きな要因です。思春期ではありません。
選択肢の確認
1.くる病-小児期
正しい。ビタミンD不足により成長期の骨の石灰化が障害されます。
2.骨肉腫-老年期
誤り。10歳代に好発し、膝関節周囲に多く発生します。
3.転移性骨腫瘍-青年期
誤り。中高年に多くみられます。
4.骨粗鬆症-思春期
誤り。閉経後の女性と高齢者に多くみられます。
覚えるポイント
- くる病=小児期(ビタミンD不足)。成人では骨軟化症。
- 骨肉腫=10歳代、膝関節周囲(大腿骨遠位、脛骨近位)。
- 転移性骨腫瘍=中高年。原発巣は乳癌、肺癌、前立腺癌、腎癌、甲状腺癌。
- 骨粗鬆症=閉経後の女性と高齢者。脊椎圧迫骨折、大腿骨近位部骨折、橈骨遠位端骨折。