22AM76|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午前(科目未分類)
外反母趾について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
外反母趾の病態を問う問題です。
解説
バニオンは、外反母趾において第1中足趾節関節の内側に生じる腫脹で、突出した骨の上を覆う滑液包が慢性的な摩擦と圧迫によって炎症を起こし肥厚したものです。したがってこの記述が正しく、正答です。靴に当たって痛みや発赤を生じ、ときに潰瘍や感染をきたします。
凹足に発症することが多いという記述は誤りです。外反母趾は、足の横アーチが低下して前足部が広がった開張足を背景に生じやすくなります。あわせて扁平足も関連します。凹足(足のアーチが高すぎる状態)ではありません。
足の内在筋の弱化は認めないという記述も誤りです。母趾外転筋をはじめとする足の内在筋の弱化は、外反母趾の発症と進行に関与します。したがって、足趾を使う運動やタオルギャザーなどの訓練が保存療法として行われます。
第1中足趾節関節は上方に突出するという記述も誤りです。外反母趾では、母趾が外側(小趾側)へ曲がり、第1中足骨が内側へ向かうため、第1中足趾節関節は内側に突出します。上方ではありません。
外反母趾は、中年以降の女性に多く、先の細い靴やハイヒールの常用が誘因となります。関節リウマチでも生じます。治療は、適切な靴の選択、足底板、足趾の運動といった保存療法が基本で、高度な変形や強い痛みでは手術が検討されます。
選択肢の確認
1.凹足に発症することが多い。
誤り。開張足や扁平足を背景に生じやすくなります。
2.足の内在筋の弱化は認めない。
誤り。母趾外転筋など内在筋の弱化が関与します。
3.第1中足趾節関節は上方に突出する。
誤り。内側に突出します。
4.バニオンは滑液包の腫脹である。
正しい。摩擦と圧迫による滑液包の炎症と肥厚です。
覚えるポイント
- 外反母趾=母趾が外側へ曲がり、第1中足趾節関節が内側に突出。
- バニオン=突出部の滑液包の炎症と肥厚。靴との摩擦で痛む。
- 背景=開張足、内在筋の弱化、先の細い靴やハイヒール、中年以降の女性、関節リウマチ。
- 保存療法=靴の選択、足底板、足趾の運動(タオルギャザーなど)。