22PM101|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
痺証で重だるい痛みはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
痺証の分類と、痛みの性質の対応を問う問題です。
解説
痺証は、風・寒・湿などの邪が経絡に侵入し、気血の流れが滞ることで、痛み、しびれ、重だるさ、関節の運動障害を生じる病証です。侵入した邪の性質によって次の四つに分けられます。
行痺(風痺)=風邪が主体。風の遊走性により、痛みの部位が移動して一定しないのが特徴です。
痛痺(寒痺)=寒邪が主体。寒の凝滞性により、痛みが激しく固定的で、冷えると悪化し温めると軽減します。
着痺(湿痺)=湿邪が主体。湿の重濁性により、重だるい痛みで、部位が固定し、天候(特に雨や湿気)によって悪化します。したがって重だるい痛みは着痺であり、これが正答です。治療では、除湿を図りつつ、陰陵泉、足三里、脾兪、豊隆などを用います。
熱痺=熱邪が主体。関節の発赤、熱感、腫脹を伴う痛みで、冷やすと軽減します。
痺証の治療では、局所の経穴に加えて、邪の性質に応じた配穴を行います。あわせて、筋会の陽陵泉、骨会の大杼、髄会の懸鍾といった八会穴も用いられます。
選択肢の確認
1.行痺
誤り。風邪による、痛みの部位が移動するものです。
2.痛痺
誤り。寒邪による、激しく固定した痛みです。
3.着痺
正しい。湿邪による、重だるく固定した痛みです。
4.熱痺
誤り。熱邪による、発赤と熱感を伴う痛みです。
覚えるポイント
- 行痺(風)=移動する痛み、痛痺(寒)=激しい固定痛、温めると軽減。
- 着痺(湿)=重だるい痛み、天候で悪化、熱痺(熱)=発赤・熱感・腫脹。
- 痺証は邪が経絡を侵し気血の流れが滞ることによる。
- 痿証(筋肉が萎えて力が入らない)との区別が重要。