22PM103|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
心・心包の病証で多くみられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
腹診の所見と対応する臓腑の病証を問う問題です。
解説
心下痞硬は、みぞおち(心窩部、心下)につかえた感じがあり、押すと抵抗や硬さを触れる腹証です。この部位は心と心包に対応するとされ、心・心包の病証でよくみられる所見です。したがってこれが正答です。あわせて、動悸、胸苦しさ、不眠、精神の不安定といった症状を伴います。巨闕(心の募穴)、膻中(心包の募穴)、内関、神門などが用いられます。
裏急は、腹部の深部が引きつるような緊張を示す腹証で、腹直筋の緊張(腹皮拘急)として現れ、虚証や気血の不足、肝の失調に関連づけられます。
胸脇苦満は、季肋部(肋骨弓の下)に張りと抵抗、圧痛を認める腹証で、肝・胆の病証を示す代表的な所見です。肝気鬱結でよくみられ、イライラ、太息、月経不順、弦脈を伴います。
小腹急結は、左下腹部に索状の抵抗と圧痛を認める腹証で、瘀血を示します。刺痛、舌質紫暗、舌下静脈の怒張、濇脈を伴います。
腹診では、腹力の強弱で虚実を、部位ごとの所見で臓腑の失調を判断します。あわせて、臍下不仁(下腹部の力の弱さと知覚の鈍さ)は腎虚を、心下振水音は水飲の停滞を示します。
選択肢の確認
1.裏急
誤り。腹部の引きつりであり、虚証や肝の失調に関連します。
2.胸脇苦満
誤り。肝・胆の病証を示す代表的な腹証です。
3.心下痞硬
正しい。心・心包の病証でよくみられる腹証です。
4.小腹急結
誤り。瘀血を示す腹証です。
覚えるポイント
- 心下痞硬=心・心包の病証。胸脇苦満=肝・胆の病証。
- 小腹急結=瘀血。臍下不仁=腎虚。心下振水音=水飲の停滞。
- 腹診では腹力の強弱で虚実を判断する。
- 心の募穴は巨闕、心包の募穴は膻中(気会でもある)。