22PM117|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
五要穴で急性病に用いるのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
五要穴のうち、急性病に用いるものを問う問題です。
解説
五要穴は、原穴、絡穴、郄穴、募穴、兪穴(背部兪穴)の五つを指します。このうち、郄穴は経脈の気が深く集まる部位とされ、急性の症状や激しい痛みに用いられます。また、陰経の郄穴は出血の症状にも用いられます。
孔最は手の太陰肺経の郄穴で、前腕前外側、尺沢と太淵を結ぶ線上、手関節掌側横紋の上方7寸に取ります。したがって急性病に用いる要穴としてこれが正答です。肺経の郄穴であることから、急性の咳や喘息の発作、そして陰経の郄穴として喀血や鼻出血にも用いられます。
列欠は肺経の絡穴で、手関節掌側横紋の上方1寸5分にあります。絡穴は、表裏関係にある経脈をつなぐ穴で、慢性の病や表裏両経にまたがる病証に用いられます。また列欠は八脈交会穴(任脈に通じる)であり、四総穴として頭項の症状にも用いられます。
太淵は肺経の原穴(かつ兪土穴、八会穴の脈会)で、手関節前外側の橈骨動脈拍動部にあります。原穴は原気が集まる穴で、その臓腑の慢性的な虚実の診断と治療に用いられます。
魚際は肺経の滎火穴で、第1中手骨中点の橈側にあります。五要穴には含まれません(五兪穴の一つです)。
選択肢の確認
1.孔最
正しい。肺経の郄穴であり、急性症状に用います。
2.列欠
誤り。肺経の絡穴であり、慢性の病や表裏両経の病証に用います。
3.太淵
誤り。肺経の原穴であり、慢性的な虚実に用います。
4.魚際
誤り。肺経の滎火穴であり、五要穴ではありません。
覚えるポイント
- 五要穴=原穴、絡穴、郄穴、募穴、兪穴。
- 郄穴=急性症状と激しい痛み。陰経の郄穴は出血にも用いる。
- 原穴=慢性の虚実、絡穴=表裏両経の病証と慢性の病。
- 肺経=原穴が太淵、絡穴が列欠、郄穴が孔最、募穴が中府、兪穴が肺兪。