22PM119|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
乗り物酔いで吐き気を訴える患者に対して、八脈交会穴を用いる場合に適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
八脈交会穴の主治を問う問題です。
症状の部位から選びます。
解説
八脈交会穴は、四肢にあって奇経八脈に通じる八つの経穴で、次のように対応します。
内関(心包経)=陰維脈、公孫(脾経)=衝脈、後渓(小腸経)=督脈、申脈(膀胱経)=陽蹻脈、外関(三焦経)=陽維脈、足臨泣(胆経)=帯脈、列欠(肺経)=任脈、照海(腎経)=陰蹻脈です。
このうち内関は陰維脈に通じ、心・胸・胃の症状に用いられます。乗り物酔いによる吐き気(悪心・嘔吐)は胃の症状であり、内関が最も適切です。したがってこれが正答です。内関は前腕前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方2寸に取ります。悪心と嘔吐に対する効果はよく知られており、妊娠悪阻や術後の悪心にも用いられます。なお、内関は心包経の絡穴でもあります。
列欠は任脈に通じ、肺・咽喉・胸隔の症状に用いられます。四総穴として頭項の症状にも用いられます。
後渓は督脈に通じ、頭項・肩背・腰の症状に用いられます。
外関は陽維脈に通じ、耳・側頭部・肩・脇の症状に用いられます。
八脈交会穴は、二穴を組み合わせて用いるのが原則で、内関と公孫、後渓と申脈、外関と足臨泣、列欠と照海という組合せになります。
選択肢の確認
1.列欠
誤り。任脈に通じ、肺と咽喉、頭項の症状に用います。
2.後渓
誤り。督脈に通じ、頭項と肩背、腰の症状に用います。
3.外関
誤り。陽維脈に通じ、耳と側頭部、肩と脇の症状に用います。
4.内関
正しい。陰維脈に通じ、心と胸、胃の症状に用います。
覚えるポイント
- 八脈交会穴の組合せ=内関(陰維)と公孫(衝脈)、後渓(督脈)と申脈(陽蹻)、外関(陽維)と足臨泣(帯脈)、列欠(任脈)と照海(陰蹻)。
- 内関=心・胸・胃の症状。悪心と嘔吐によく用いられる。
- 内関=手関節掌側横紋の上2寸、心包経の絡穴でもある。
- 外関=背側横紋の上2寸、三焦経の絡穴。