22PM120第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)

逆子の灸としてよく用いる膀胱経の要穴はどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

逆子の灸に用いる経穴と、その要穴の種類を問う問題です。

解説

逆子(骨盤位)に対する施灸では、至陰が古くからよく用いられます。至陰は足の太陽膀胱経の経穴で、足の第5趾、末節骨外側、爪甲角の近位外方1分に取ります。膀胱経の井金穴であり、経脈の最後にあたる末端の経穴です。したがって「井穴」が正答です。あわせて三陰交も併用されます。

井穴は、四肢の末端(手指と足趾の爪の脇)にあり、経脈の気が湧き出るところとされます。難経六十八難では「井は心下満を主る」とされ、また急性症や意識障害の際の刺絡に用いられることもあります。

合穴は、肘や膝の周囲にあり、経脈の気が最も盛んに入るところとされます。膀胱経の合土穴は委中で、四総穴として腰背の症状に用いられます。

原穴は、原気が集まるところで、その臓腑の慢性的な虚実に用います。膀胱経の原穴は京骨(第5中足骨粗面の遠位、赤白肉際)です。

募穴は、臓腑の気が集まる胸腹部の経穴です。膀胱の募穴は中極(任脈、臍中央の下方4寸)であり、膀胱経の経穴ではありません。この点も設問の条件(膀胱経の要穴)に合いません。

なお、逆子の灸を行うにあたっては、妊娠経過の確認と、産科の管理下にあることが前提となります。

選択肢の確認

1.井穴
正しい。至陰は膀胱経の井金穴であり、逆子の灸に用いられます。

2.合穴
誤り。膀胱経の合土穴は委中です。

3.原穴
誤り。膀胱経の原穴は京骨です。

4.募穴
誤り。膀胱の募穴は中極であり、任脈の経穴です。

覚えるポイント

  • 逆子の灸=至陰(膀胱経の井金穴、足の第5趾外側)。三陰交を併用することが多い。
  • 井穴=四肢末端、爪の脇。急性症や意識障害の刺絡にも。
  • 膀胱経の要穴=原穴京骨、絡穴飛揚、郄穴金門、合穴委中、募穴中極(任脈)。
  • 妊婦への施術は、経過の確認と産科の管理下であることを前提に慎重に行う。
22PM11922PM121
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)