22PM122|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
痛む所が定まらない患者に対し、その部位を追いかけて次々と繰り返し刺鍼する十二刺はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
十二刺の内容を区別する問題です。
解説
報刺は、痛む場所に刺鍼し、いったん抜いてから、次に痛む場所を手で押さえて探し当て、そこに改めて刺すという操作を繰り返す刺法です。痛む場所が一定せず移動する場合に用いるとされ、問題文の記述に合致します。したがってこれが正答です。移動する痛みは、東洋医学では風邪による行痺として理解されることが多く、その考え方とも整合します。
短刺は、鍼をゆっくり進めながら細かく揺すって骨に近づけ、骨のきわで上下に動かす刺法で、骨痺(骨の深部の痛み)に用います。
偶刺は、胸腹部の痛む部位の前面に1本、背部の対応する部位に1本を刺し、前後から挟むようにする刺法で、心痺(胸の痛み)に用います。前後の二本を用いることから「偶」と呼ばれます。
輸刺は、鍼をまっすぐ深く刺入し、まっすぐ抜く刺法で、気盛んにして熱ある場合に用います。
十二刺には、このほか恢刺(筋痺)、斉刺(三刺、狭く深い寒気)、揚刺(広い範囲の寒気)、直鍼刺(浅い寒気)、浮刺(筋の急な痛みで寒によるもの)、陰刺(寒厥)、傍鍼刺(慢性の痺証)、賛刺(癰腫)があります。用いる鍼の本数、刺入の深さ、操作、適応病態で区別すると覚えやすくなります。
選択肢の確認
1.短刺
誤り。骨のきわまで進める刺法で、骨痺に用います。
2.偶刺
誤り。胸腹部と背部から挟むように刺す刺法で、心痺に用います。
3.報刺
正しい。痛む場所を順に探しながら繰り返し刺す刺法です。
4.輸刺
誤り。まっすぐ深く刺入して抜く刺法です。
覚えるポイント
- 報刺=痛む場所を追いかけて繰り返し刺す。移動する痛みに。
- 偶刺=2本(前後)、斉刺=3本、揚刺=5本、傍鍼刺=2本(中心と傍ら)。
- 恢刺=筋痺、短刺=骨痺、偶刺=心痺。
- 移動する痛みは**行痺(風痺)**として理解される。