22PM127|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
徒手検査所見と罹患部への治療穴との組合せで適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
徒手検査が示す病態と、その部位にある経穴を対応させる問題です。
解説
グラスピングテストは、膝を屈曲位から伸展させながら大腿骨外側上顆の上方を圧迫し、痛みが誘発されれば陽性となる検査で、**腸脛靱帯炎(ランナー膝)**を示します。
膝陽関は足の少陽胆経の経穴で、膝外側、大腿二頭筋腱と腸脛靱帯の間の陥凹部、大腿骨外側上顆の後上縁に取ります。まさに腸脛靱帯の部位にあたるため、局所治療穴として適切であり、これが正答です。あわせて陽陵泉、風市なども用いられます。
ファレンテストは手根管症候群(正中神経)の検査で、局所治療穴は手関節前面正中の大陵です。陽池は手関節背側の中央にあり、三焦経の原穴です。正中神経の走行ではありません。
トムゼンテストは上腕骨外側上顆炎の検査で、局所治療穴は曲池や手三里です。間使は前腕前面の心包経の経穴であり、外側上顆から起こる伸筋群の部位ではありません。
ケンプ・ボンネットテストのうち、ボンネットテストは梨状筋症候群(坐骨神経)の検査で、局所治療穴は環跳や秩辺です。大腸兪は腰部(第4腰椎の高さ)にあり、梨状筋の部位ではありません(なお、ケンプテストは腰椎の椎間関節や神経根の障害を評価する検査です)。
選択肢の確認
1.ファレンテスト陽性-陽池
誤り。手根管症候群には大陵が対応します。
2.トムゼンテスト陽性-間使
誤り。外側上顆炎には曲池や手三里が対応します。
3.グラスピングテスト陽性-膝陽関
正しい。腸脛靱帯炎の部位に膝陽関が対応します。
4.K・ボンネットテスト陽性-大腸兪
誤り。梨状筋症候群には環跳が対応します。
覚えるポイント
- グラスピングテスト=腸脛靱帯炎(ランナー膝)。局所穴は膝陽関、陽陵泉、風市。
- ファレンテスト=手根管症候群。局所穴は大陵。
- トムゼンテスト、チェアテスト=外側上顆炎。局所穴は曲池、手三里。
- ボンネットテスト=梨状筋症候群。局所穴は環跳。