22PM129|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
絞扼部への治療穴として照海穴が最も適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
絞扼性神経障害の部位と経穴の位置を対応させる問題です。
解説
足根管症候群は、内果の後下方にある足根管(屈筋支帯の下)で、脛骨神経が絞扼される病態です。足底のしびれ、痛み、灼熱感を生じ、内果後方を叩打するとしびれが放散するティネル徴候が陽性となります。
照海は足の少陰腎経の経穴で、足内側、内果尖の下方1寸、内果下方の陥凹部に取ります。足根管のすぐ近くにあたるため、絞扼部への治療穴として適切であり、これが正答です。八脈交会穴として陰蹻脈に通じます。なお、同じ部位では太渓(内果尖とアキレス腱の間)も重要な治療穴です。
腓腹神経の絞扼障害は、下腿後外側から足の外側にかけての障害で、外果の後方付近が問題となります。局所治療穴としては崑崙や跗陽が対応し、照海(内側)ではありません。
ギヨン管症候群は、手関節の豆状骨と有鈎骨鈎の間で尺骨神経が絞扼される病態です。局所治療穴は神門や少府周囲であり、足の経穴である照海は該当しません。
モートン病は、**中足骨頭の間(特に第3と第4の間)**で趾神経が圧迫され、前足部の痛みとしびれを生じる病態です。局所治療穴は八風(奇穴)や内庭など足趾の間の経穴が対応し、内果下方の照海ではありません。
選択肢の確認
1.腓腹神経絞扼神経障害
誤り。下腿後外側から足外側の障害であり、崑崙などが対応します。
2.ギヨン管症候群
誤り。手関節の尺骨神経の障害です。
3.足根管症候群
正しい。内果の後下方にあり、照海が近い位置にあります。
4.モートン病
誤り。中足骨頭の間の障害であり、八風や内庭が対応します。
覚えるポイント
- 足根管症候群=内果の後下方、脛骨神経、足底のしびれ。局所穴は太渓、照海。
- 照海=内果尖の下1寸。腎経、八脈交会穴(陰蹻脈)。
- ギヨン管症候群=豆状骨と有鈎骨鈎の間、尺骨神経。
- モートン病=第3・第4中足骨頭の間、前足部の痛みとしびれ。