22PM130|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
局所治療穴として気戸穴が最も適切となる徒手検査所見はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
胸郭出口症候群の型を判別し、対応する経穴を選ぶ問題です。
解説
胸郭出口症候群は、腕神経叢と鎖骨下動静脈が圧迫される部位によって次の三つに分けられます。
斜角筋隙での圧迫(斜角筋症候群)=アドソンテストで評価。
**肋鎖間隙(鎖骨と第1肋骨の間)**での圧迫(肋鎖症候群)=エデンテストで評価。
小胸筋の下での圧迫(過外転症候群)=ライトテストで評価。
エデンテストは、胸を張って両肩を後下方に引かせ、橈骨動脈の拍動の減弱や症状の誘発をみる検査で、肋鎖間隙での圧迫を示します。
気戸は足の陽明胃経の経穴で、前胸部、鎖骨下縁、前正中線の外方4寸に取ります。鎖骨と第1肋骨の間にあたる部位であり、肋鎖間隙に対応する局所治療穴として適切です。したがってこれが正答です。ただし、この部位は深部に肺尖があるため、深刺は避け斜刺または横刺とします。あわせて欠盆(鎖骨上大窩)や雲門、中府も用いられます。
**モーレイテスト(モーリーテスト)**は、鎖骨上窩で腕神経叢を圧迫する検査で、胸郭出口症候群全般を示唆します。対応する局所は鎖骨上窩(欠盆)です。
スパーリングテストは、頸部を後屈・側屈させて頭部を圧迫し、上肢へ放散痛が生じるかをみる検査で、頸椎の神経根症を示します。対応するのは頸部の経穴です。
ヤーガソンテストは、上腕二頭筋長頭腱炎の検査で、対応する局所は結節間溝の部位です。
選択肢の確認
1.モーレイテスト陽性
誤り。鎖骨上窩の圧迫であり、欠盆などが対応します。
2.エデンテスト陽性
正しい。肋鎖間隙での圧迫を示し、鎖骨下縁の気戸が対応します。
3.スパーリングテスト陽性
誤り。頸椎の神経根症を示します。
4.ヤーガソンテスト陽性
誤り。上腕二頭筋長頭腱炎を示します。
覚えるポイント
- 胸郭出口症候群=斜角筋隙(アドソン)、肋鎖間隙(エデン)、小胸筋下(ライト)。
- エデンテスト=肋鎖間隙。局所穴は気戸(鎖骨下縁、外方4寸)、欠盆。
- アドソンテスト=斜角筋隙。局所穴は扶突、天鼎、天窓。
- 鎖骨周囲と前頸部は深部に肺尖があり、深刺は気胸の危険がある。