22PM131第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)

鶏歩を呈する患者に対する麻痺筋への低周波鍼通電療法を行う部位で適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

鶏歩の原因となる麻痺筋を特定し、鍼通電の部位を選ぶ問題です。

解説

鶏歩は、足関節を背屈できないため、つま先が垂れた状態(下垂足)となり、それを引きずらないように膝と股関節を高く持ち上げて歩く歩行です。総腓骨神経麻痺が代表的な原因で、腓骨頭部での圧迫によって生じます。

麻痺するのは、足関節を背屈させる前脛骨筋と、足趾を伸展させる長趾伸筋、長母趾伸筋です。したがって鍼通電は、これらの筋、特に前脛骨筋の上にある経穴で行います。

足三里は足の陽明胃経の経穴で、下腿前面、犢鼻の下方3寸、脛骨前縁の外方1横指にあります。豊隆は胃経の絡穴で、下腿前外側、前脛骨筋の外縁、外果尖の上方8寸にあります。いずれも前脛骨筋の上にあるため、同一の筋に沿って通電でき、この組合せが最も適切です。したがってこれが正答です。

伏兎と梁丘は、いずれも大腿前面(大腿四頭筋)の経穴であり、下腿の背屈筋ではありません。

漏谷と三陰交は、いずれも下腿内側(脛骨内縁の後際)の経穴で、後脛骨筋などに対応します。背屈筋ではありません。

合陽と承山は、いずれも下腿後面の経穴で、腓腹筋とヒラメ筋(底屈筋)に対応します。背屈筋ではありません。

選択肢の確認

1.足三里と豊隆
正しい。いずれも前脛骨筋の上にあり、背屈筋に対応します。

2.伏兎と梁丘
誤り。大腿前面の大腿四頭筋に対応します。

3.漏谷と三陰交
誤り。下腿内側の後脛骨筋などに対応します。

4.合陽と承山
誤り。下腿後面の腓腹筋とヒラメ筋に対応します。

覚えるポイント

  • 鶏歩=下垂足総腓骨神経麻痺が代表。腓骨頭部での圧迫による。
  • 麻痺筋=前脛骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋。対応穴は足三里、上巨虚、条口、豊隆、解渓
  • 鍼通電は同一の筋や神経の走行に沿って二穴を選ぶ。
  • 総腓骨神経麻痺=下腿外側から足背の知覚障害も伴う。ティネル徴候は腓骨頭部で陽性。
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