22PM141|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
古代九鍼で関節水腫の排液に用いられたのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
古代九鍼の種類と用途を対応させる問題です。
解説
古代九鍼は、鑱鍼、員鍼、鍉鍼、鋒鍼、鈹鍼、員利鍼、毫鍼、長鍼、大鍼の九種類です。
大鍼は、九鍼の中で最も太く、先端がやや鈍い形状の鍼です。**関節にたまった水を排出する(関節水腫の排液)**目的で用いられたとされます。したがってこれが正答です。燔鍼(焼き鍼)として用いられたとも伝えられます。
長鍼は、鍼体が長い鍼で、**深部の痺(深部の痛みやしびれ)**を治す目的で用いられました。現代の長い毫鍼のもとにあたります。
鋒鍼は、先端が三稜(三角錐)状の鍼で、瀉血(刺絡)を目的とします。現代の三稜鍼のもとにあたります。
鈹鍼は、剣のように平たく鋭い刃をもつ鍼で、**膿を切開して排出する(排膿)**目的で用いられました。現代のメスに相当します。
その他の九鍼も整理しておきます。鑱鍼は先が大きく尖端が鋭く、浅く刺して熱を瀉します(現代の皮膚鍼のもと)。員鍼は先が卵形で、皮膚をこすって按摩に用います。鍉鍼は先が黍粟のように丸く、刺入せず押し当てて用います(接触鍼のもと)。員利鍼は円く鋭い鍼で、急性の痺に用います。毫鍼は細い鍼で、現在最も広く用いられる鍼のもとです。
選択肢の確認
1.長鍼
誤り。深部の痺を治す目的で用いられました。
2.大鍼
正しい。関節にたまった水の排液に用いられました。
3.鋒鍼
誤り。瀉血(刺絡)に用いられ、現代の三稜鍼のもとです。
4.鈹鍼
誤り。膿の切開と排出に用いられ、現代のメスに相当します。
覚えるポイント
- 古代九鍼=鑱鍼、員鍼、鍉鍼、鋒鍼、鈹鍼、員利鍼、毫鍼、長鍼、大鍼。
- 大鍼=関節の水を排出、長鍼=深部の痺、鋒鍼=瀉血、鈹鍼=排膿。
- 毫鍼が現代の主流。鍉鍼は刺入せず接触して用いる。
- 鋒鍼→三稜鍼、鑱鍼→皮膚鍼、鈹鍼→メスという対応。