22PM142|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
刺入した鍼の深度を変化させる術式はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
現行17手技のうち、刺入の深さを変える術式を問う問題です。
解説
屋漏術は、目的の深さまでを三段階に分けて、それぞれの深さで雀啄などの手技を加えながら段階的に刺入していく手技です。刺入した鍼の深度を順に変化させる点が特徴で、雨漏りが少しずつしたたる様子にたとえられます。したがってこれが正答です。深さを変えながら刺激を与えられるため、目的とする層に確実に刺激を届けることができます。
示指打法は、鍼管の上端から出た鍼柄を示指で叩いて弾入する方法(切皮の方法)です。刺入後に深度を変える術式ではありません。
振せん術は、刺入した鍼の鍼柄を刺手でつまんで細かく振動させ、その振動を組織に伝える手技です。深度は変えません。
内調術は、刺入した鍼の鍼柄を鍼管で叩いて振動を与える手技です。こちらも深度を変えるものではありません。
深さを変える術式としては、屋漏術のほかに間歇術(目的の深さまで刺入した後、途中まで引き上げ、また刺入することを繰り返す)、雀啄術(上下に細かく動かす)があります。「何を、どの向きに動かすか」という観点で整理すると区別しやすくなります。
選択肢の確認
1.屋漏術
正しい。三段階に分けて段階的に刺入し、深度を変化させます。
2.示指打法
誤り。鍼柄を示指で叩いて弾入する方法です。
3.振せん術
誤り。鍼柄をつまんで振動を与える手技です。
4.内調術
誤り。鍼柄を鍼管で叩く手技です。
覚えるポイント
- 屋漏術=三段階に分けて段階的に刺入。深度を変化させる。
- 間歇術=刺入と引き上げの反復。雀啄術=上下に細かく動かす。
- 振せん術=鍼柄をつまんで振動。内調術=鍼柄を鍼管で叩く。
- 管散術=刺鍼部位の周囲の皮膚を鍼管で叩く。細指術=弾入の反復。