22PM151|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
艾の精製過程で細かな不純物を除去する道具はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
艾の製造工程と用いる道具を問う問題です。
解説
艾は、ヨモギの葉を次の工程で精製してつくられます。
まずヨモギを刈り取って乾燥させ、裁断します。次に石臼で搗いて葉肉と葉脈を砕き、毛茸を取り出しやすくします。その後、**篩(ふるい)**にかけて粗い夾雑物を落とし、唐箕(とうみ)によって風の力で細かな不純物(夾雑物)を吹き飛ばして除去します。この工程を繰り返すほど、毛茸の割合が高い良質艾となります。したがって唐箕が正答です。
唐箕は、もともと穀物の選別に用いられてきた農具で、送風によって重い粒と軽いくずを分ける仕組みをもちます。艾の製造でも、比重の違いを利用して毛茸と夾雑物を分離するために用いられます。
裁断機は、乾燥させたヨモギの葉を細かく切る工程で用いる道具です。不純物を除去するものではありません。
石臼は、搗いて葉を砕き、毛茸を分離しやすくする工程で用いる道具です。この段階ではまだ夾雑物が多く含まれます。
**けんどん(長唐箕)**は、唐箕の一種で、より長い風路をもち選別の精度を高めたものとされます。設問では細かな不純物を除去する道具として唐箕が正答とされているため、両者の関係を押さえたうえで、基本となる唐箕を覚えておきます。
選択肢の確認
1.裁断機
誤り。乾燥させた葉を細かく切る道具です。
2.石臼
誤り。葉を搗いて砕き、毛茸を分離しやすくする道具です。
3.けんどん(長唐箕)
誤り。唐箕の一種ですが、本問では唐箕が正答とされています。
4.唐箕
正しい。風の力で細かな不純物を吹き飛ばして除去します。
覚えるポイント
- 艾の製造=乾燥→裁断→石臼で搗く→篩→唐箕で選別。この工程を繰り返して精製する。
- 唐箕=風の力で夾雑物を除去する道具。
- 精製を重ねるほど毛茸の割合が高い良質艾となる。
- 良質艾=淡黄白色、軽く柔らかい、燃焼温度が低い。透熱灸に適する。