22PM153|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
施灸部の組織を破壊する目的で行う灸法はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
灸法の目的を区別する問題です。
解説
焦灼灸は、患部に直接、強い熱を加えて**組織を焼き切る(破壊する)**ことを目的とする灸法です。いぼ(疣贅)、鶏眼(うおのめ)、胼胝(たこ)といった局所の病変に対して、その組織を焼灼するために用いられました。したがってこれが正答です。有痕灸であり、瘢痕を残します。適応が限られ、皮膚の状態や感染に十分な配慮が必要です。
知熱灸は、比較的大きな艾炷を用い、患者が熱さを感じた時点で火を消す灸法です。組織を破壊せず、瘢痕も残さない無痕灸です。心地よい温熱を与えることを目的とします。
透熱灸は、米粒大から半米粒大の艾炷を皮膚上で最後まで燃やしきる灸法です。有痕灸であり、意図的に小さな熱傷をつくって灸痕を残しますが、目的は組織の破壊ではなく、生体の反応を引き出すことにあります。
押灸は、艾を布などで包んで患部に押し当てる灸法で、広い範囲に温熱を与える無痕灸です。組織を破壊するものではありません。
有痕灸と無痕灸の分類を整理すると、有痕灸=透熱灸(糸状灸を含む)、焦灼灸、打膿灸。無痕灸=知熱灸、八分灸、隔物灸、温筒灸、棒灸、灸頭鍼、押灸となります。
選択肢の確認
1.知熱灸
誤り。熱さを感じた時点で消す無痕灸です。
2.透熱灸
誤り。艾炷を燃やしきる有痕灸ですが、目的は組織の破壊ではありません。
3.焦灼灸
正しい。いぼや鶏眼などの組織を焼き切る目的で行います。
4.押灸
誤り。艾を包んで押し当てる無痕灸です。
覚えるポイント
- 焦灼灸=組織を焼き切る目的。いぼ、鶏眼、胼胝に用いられた。有痕灸。
- 有痕灸=透熱灸(糸状灸)、焦灼灸、打膿灸。
- 無痕灸=知熱灸、八分灸、隔物灸、温筒灸、棒灸、灸頭鍼、押灸。
- 顔面部や皮膚の弱い人、糖尿病などでは有痕灸を避け、無痕灸を選ぶ。