22PM156|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
半米粒大の施灸で灸痕の化膿を防止する方法として正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
灸痕の化膿を防ぐ方法を問う問題です。
解説
半米粒大の艾炷で複数壮を施灸する場合、同一点に施灸することが化膿の防止につながります。理由は、熱傷を受ける部位を一点に限局できるためです。施灸部位を少しずつずらすと、熱傷を受ける皮膚の範囲が次々に広がり、損傷面積が大きくなって化膿の危険が高まります。したがってこれが正答です。また、同一点に重ねることで前の壮の灰が残り、それが緩衝となって熱感がやわらぐという利点もあります。
痂皮を掻破するという記述は誤りです。痂皮(かさぶた)は、細菌の侵入を防ぐ自然のバリアとして働いています。これをはがすと感染の危険が高まるため、掻破してはいけません。
水疱を掻破するという記述も誤りです。水疱の膜も同様にバリアとして働くため、破らずに保護し、清潔を保つのが原則です。
硬い艾炷を使用するという記述も誤りです。艾炷を固く締めてひねると、燃焼が遅く持続して燃焼温度が高くなり、熱傷が深くなります。刺激を抑えて化膿を防ぐには、軟らかくひねるほうが適します。
そのほかの化膿防止の要点として、艾炷を小さくすること、施術前後の消毒、清潔な操作、そして施灸後に発赤の拡大や疼痛の増強、膿の出現があれば医療機関の受診を勧めることが挙げられます。
選択肢の確認
1.痂皮を掻破する。
誤り。痂皮は自然のバリアであり、はがすと感染の危険が高まります。
2.水疱を掻破する。
誤り。水疱の膜も保護に働くため破りません。
3.硬い艾炷を使用する。
誤り。燃焼温度が高くなり、熱傷が深くなります。
4.同一点に施灸する。
正しい。損傷を一点に限局でき、灰が緩衝にもなります。
覚えるポイント
- 化膿防止=同一点に施灸、艾炷を小さく軟らかく、痂皮と水疱を破らない、施術前後の消毒。
- 施灸部位をずらすと損傷範囲が広がるため避ける。
- 発赤の拡大、疼痛の増強、膿の出現があれば医療機関の受診を勧める。
- 糖尿病や循環障害では有痕灸を避ける。