22PM83|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
メニエール病の症状としてみられないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
メニエール病の症状を問う問題です。
内耳の疾患であることが要点です。
解説
メニエール病は、内リンパ水腫(内耳のリンパ液が過剰にたまる状態)によって生じる疾患です。内耳の障害であるため、次の症状を反復します。
回転性のめまい(眩暈)が数十分から数時間続き、これに難聴(変動する感音難聴、低音域から始まることが多い)、耳鳴り、耳閉感を伴います。これらの発作を繰り返すのが特徴です。
**耳漏(耳だれ)**は、外耳道や中耳からの分泌物であり、中耳炎(急性中耳炎、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎)や外耳道炎でみられる症状です。メニエール病は内耳の疾患であり、鼓膜より内側の閉じた空間の問題であるため、耳漏はみられません。したがってこれが正答です。
治療としては、発作時には安静と制吐薬、めまいを抑える薬が用いられ、間欠期には利尿薬(内リンパ水腫の軽減)、生活指導(十分な睡眠、ストレスの軽減、減塩、水分摂取)が行われます。
なお、めまいの鑑別として、良性発作性頭位めまい症(頭位変換で誘発される数十秒の回転性めまい、難聴を伴わない)、前庭神経炎(激しいめまいが数日続き、難聴を伴わない)、そして中枢性のめまい(脳幹や小脳の障害、他の神経症状を伴う)を押さえておく必要があります。
選択肢の確認
1.耳漏
正しい(みられない)。中耳炎や外耳道炎でみられる症状です。
2.耳鳴り
誤り(みられる)。発作に伴って生じます。
3.難聴
誤り(みられる)。変動する感音難聴がみられます。
4.眩暈
誤り(みられる)。反復する回転性めまいが主症状です。
覚えるポイント
- メニエール病=内リンパ水腫。反復する回転性めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感。
- 耳漏は中耳炎や外耳道炎の症状。内耳の疾患ではみられない。
- 良性発作性頭位めまい症=頭位変換で誘発、数十秒、難聴なし。
- 難聴や麻痺、意識障害、激しい頭痛を伴うめまいは中枢性を疑い受診を勧める。