22PM84|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
国際生活機能分類(ICF)の構成要素で「参加」に該当するのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
**国際生活機能分類(ICF)**の構成要素を区別する問題です。
解説
国際生活機能分類(ICF)は、生活機能を次の三つのレベルで捉えます。心身機能・身体構造(体の働きと形)、活動(個人による課題や行為の遂行)、参加(生活・人生場面への関わり)です。これらに影響する背景として、環境因子と個人因子があります。従来のICIDHが「障害」という否定的な側面を中心に捉えていたのに対し、ICFは中立的・肯定的な表現を用い、環境因子を明確に位置づけた点が特徴です。
屋内手すりの設置は、住環境を整えることによって、家庭内での移動や生活場面への関わりを可能にする働きかけです。本問では参加に該当するものとして扱われており、これが正答です。
短下肢装具の作製は、麻痺した足関節の機能を補って歩行を可能にするもので、身体の機能に直接働きかける手段です。
残存筋の強化は、筋力という心身機能そのものに働きかける訓練です。
麻痺手の回復訓練も、上肢の運動機能という心身機能の回復を目指す訓練です。
すなわち、選択肢2から4はいずれも身体の機能に直接働きかけるものであるのに対し、選択肢1のみが本人以外の環境に働きかけて生活場面への関わりを広げるものであり、この違いによって区別されています。
選択肢の確認
1.屋内手すりの設置
正しい。住環境を整えて生活場面への関わりを可能にするものです。
2.短下肢装具の作製
誤り。身体の機能を補う手段です。
3.残存筋の強化
誤り。心身機能への働きかけです。
4.麻痺手の回復訓練
誤り。心身機能の回復を目指す訓練です。
覚えるポイント
- ICFの構成要素=心身機能・身体構造、活動、参加+環境因子、個人因子。
- 活動=個人による課題や行為の遂行(歩く、食べる、着替える)。
- 参加=生活・人生場面への関わり(就労、家庭内の役割、社会参加)。
- ICFは中立的・肯定的な表現を用い、環境因子を明確に位置づけた点がICIDHとの違い。