22PM87|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
片麻痺患者が使う自走式車いすで両手駆動から変更すべき構造はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
片麻痺患者の車椅子の仕様を問う問題です。
どう駆動するかを考えます。
解説
片麻痺では一側の上下肢が使えないため、車椅子を両手で駆動することができません。そこで、健側の手でハンドリムを操作し、健側の足で床を蹴って進む片手片足駆動を行います。
このとき、健側の足がしっかり床に着いて蹴り出せる必要があるため、座面の高さを低くする仕様に変更します。標準の座面では足が十分に床に届かず、効率よく駆動できません。したがってこれが正答です。あわせて、患側のフットサポートは足を乗せられるようにし、健側のフットサポートは駆動の妨げにならないよう跳ね上げるか取り外せるようにします。
駆動輪の直径を小さくすることは、片手片足駆動のために必要な変更ではありません。駆動輪を小さくすると一こぎで進む距離が減り、かえって効率が下がります。
背もたれの高さを低くすることは、座位の保持能力が十分にあれば選択されることもありますが、片手片足駆動のために必須の変更ではありません。むしろ体幹が不安定な場合には支持が必要です。
麻痺側のブレーキレバーを短くすることは適切ではありません。片麻痺の患者は健側の手ですべての操作を行うため、反対側(麻痺側)のブレーキにも手が届くよう、**レバーを延長する(ブレーキ延長レバーを付ける)**のが一般的な工夫です。短くすると届かなくなります。
選択肢の確認
1.駆動輪の直径を小さくする。
誤り。一こぎで進む距離が減り、効率が下がります。
2.座面の高さを低くする。
正しい。健側の足が床に着いて蹴り出せるようにします。
3.背もたれの高さを低くする。
誤り。片手片足駆動のために必須の変更ではありません。
4.麻痺側のブレーキレバーを短くする。
誤り。健側の手が届くよう延長するのが一般的です。
覚えるポイント
- 片麻痺の車椅子=片手片足駆動。座面を低くして健側の足が床に着くようにする。
- 麻痺側のブレーキには延長レバーを付けて健側の手で操作できるようにする。
- 健側のフットサポートは跳ね上げまたは取り外し可能にする。
- 車椅子への移乗は健側から行うのが基本。