22PM92|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
血の説明で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
血の生成と運行に関する基本的な理解を問う問題です。
解説
血は、飲食物から脾胃がつくり出した水穀の精微をもとに、営気と津液が結びついて生成されます。営気は脈中を流れて全身を栄養する気であり、血の生成に直接関わります。したがって「生成に営気が関与する」が正しく、これが正答です。あわせて、腎精から髄が生じ、それが血に変化するという経路も説明されます。
衛気と共に脈中を流れるという記述は誤りです。血とともに脈中を流れるのは営気です。衛気は脈外を流れ、体表を巡って外邪の侵入を防ぎ、皮膚と腠理の開閉、体温の保持を担います。営気と衛気の「内(脈中)と外(脈外)」の対比は基本事項です。
量は脾が調節するという記述も誤りです。血の量を調節する(蔵血)のは肝です。安静時には血を貯蔵し、活動時には必要な部位へ送り出します。脾が担うのは、血を脈中にとどめる統血の働きと、血をつくり出す働き(気血生化の源)です。
温煦作用により循環するという記述も誤りです。血を巡らせる原動力は気の推動作用です。温煦作用は身体を温めて体温を保つ働きであり、循環を直接推し進めるものではありません(温めることが巡りを助ける面はありますが、循環の原動力は推動作用です)。
血に関わる臓は、心が血脈を主り、肝が血を蔵し、脾が血を統(す)べると整理されます。
選択肢の確認
1.衛気と共に脈中を流れる。
誤り。脈中を流れるのは営気です。衛気は脈外を流れます。
2.生成に営気が関与する。
正しい。営気と津液から血が生成されます。
3.量は脾が調節する。
誤り。血の量を調節する(蔵血)のは肝です。
4.温煦作用により循環する。
誤り。循環の原動力は推動作用です。
覚えるポイント
- 営気=脈中を流れ、全身を栄養し血を生成。衛気=脈外を流れ、体表を防御。
- 心は血脈を主り、肝は血を蔵し、脾は血を統べる。
- 気の五作用=推動、温煦、防御、固摂、気化。循環の原動力は推動作用。
- 気は血の帥、血は気の母。両者は相互に依存する。