22PM93|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
臓腑とその作用との組合せで正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
臓腑の生理作用を対応させる問題です。
解説
脾は昇清を主るという組合せが正しく、これが正答です。昇清とは、水穀の精微(清らかなもの)を上へ持ち上げて心肺へ送り、全身に行きわたらせる働きと、内臓を正しい位置に保つ働きを指します。この働きが低下すると中気下陥となり、胃下垂、脱肛、子宮下垂といった内臓下垂や、慢性の下痢、めまい、息切れが生じます。なお、脾が「昇」を主るのに対し、胃は「降」を主るという対比が重要です。
納気を主るのは腎です。肺が吸い込んだ気を、腎が下方に引き入れて保持する働きを指します。これが低下すると、吸気が浅く息が続かない腎不納気の状態となり、慢性の呼吸困難が生じます。肝ではありません。
清濁を分別するのは小腸です。胃で腐熟された飲食物を受け取り、栄養となる清と、不要な濁とに分け、清は脾へ、濁のうち固形物は大腸へ、水分は膀胱へ送ります。大腸ではありません。
糟粕を伝化するのは大腸です。小腸から送られた残りかす(糟粕)から水分を吸収し、便として排出する働きを指します。膀胱ではありません。膀胱の働きは、津液を貯蔵し、気化作用によって尿として排出することです。
選択肢の確認
1.肝-納気を主る。
誤り。納気を主るのは腎です。
2.大腸-清濁を分別する。
誤り。清濁を分別するのは小腸です。
3.脾-昇清を主る。
正しい。水穀の精微を上へ送り、内臓の位置を保ちます。
4.膀胱-糟粕を伝化する。
誤り。糟粕を伝化するのは大腸です。
覚えるポイント
- 脾は昇清を主る(失調で中気下陥=内臓下垂、脱肛)。胃は降を主る(失調で胃気上逆)。
- 腎は納気を主る。失調すると吸気が浅くなる。
- 小腸=清濁の分別、大腸=糟粕の伝化、膀胱=津液の貯蔵と気化による排尿。
- 肝=疏泄と蔵血。肺=気を主り、宣発と粛降。