22PM96|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
外邪の特徴で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
六淫(外邪)の性質を問う問題です。
解説
湿邪は、次のような性質をもちます。重濁性(症状が重だるく、分泌物や排泄物が濁る)、粘滞性(症状が長引き、経過が緩慢で治りにくい)、そして下注性(趨下性)です。下注性とは、湿が水と同じく下へ流れる性質をもつため、身体の下部を侵しやすいことをいいます。したがってこの記述が正しく、正答です。下腿の浮腫、帯下、下痢、湿疹などが下半身に生じやすいのはこのためです。また、湿邪は脾を傷りやすい(脾は湿を悪む)という点も重要です。
暑邪は肺を傷るという記述は誤りです。暑邪は心を傷りやすく、炎熱性、昇散性(気と津液を消耗し、多汗をきたす)、そして湿を伴いやすいという性質をもちます。肺を傷りやすいのは燥邪です。
燥邪は体表を侵すという記述も誤りです。燥邪は乾燥をもたらし、特に肺を傷ります(肺は潤いを好む「嬌臓」であるため)。空咳、口や鼻の乾燥、皮膚の乾燥、便秘が生じます。体表を侵しやすいという点で代表的なのは風邪です。
風邪は津液を消耗するという記述も誤りです。津液を消耗するのは主に燥邪、暑邪、火邪です。風邪の性質は、軽揚性(上部と体表を侵す)、遊走性(善行数変)、そして他の邪を伴って侵入する百病の長である点です。
選択肢の確認
1.暑邪は肺を傷る。
誤り。暑邪は心を傷ります。肺を傷るのは燥邪です。
2.湿邪は身体下部を侵す。
正しい。下注性により下半身に症状が現れやすくなります。
3.燥邪は体表を侵す。
誤り。燥邪は特に肺を傷ります。
4.風邪は津液を消耗する。
誤り。津液を消耗するのは燥邪、暑邪、火邪です。
覚えるポイント
- 湿邪=重濁性、粘滞性、下注性。脾を傷る。着痺。
- 風邪=軽揚性、遊走性、百病の長。肝に関連。行痺。
- 暑邪=炎熱性、昇散性、湿を伴う。心を傷る。
- 燥邪=乾燥をもたらし肺を傷る。寒邪=凝滞性、収引性、腎に関連、痛痺。