22PM97|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
運行が失調すると鼓脹を認めるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
鼓脹という症状から、失調している物質を判断する問題です。
解説
鼓脹は、腹部が太鼓のように張って膨満する状態を指します。これは、水液が腹部に停滞することによって生じるものとして理解され、津液の運行と代謝の失調によるものと考えられます。したがって津液が正答です。
津液は、体内の正常な水液の総称で、比較的さらさらして陽に属する津と、粘り気があって陰に属する液に分けられます。全身を潤し、関節を滑らかにし、髄と脳を養います。その代謝には、脾の運化、肺の宣発と粛降、腎の気化、そして三焦の通調が関わります。
これらの働きが失調すると、津液が正常に巡らなくなって停滞し、水湿、痰飲となります。その結果として、浮腫、腹水、鼓脹、めまい、悪心といった症状が生じます。特に脾の運化と腎の気化の低下が背景にあることが多く、治療では中脘、水分、陰陵泉、三陰交、脾兪、腎兪、豊隆などが用いられます。
営気は脈中を流れて全身を栄養する気であり、その失調は栄養の不足として現れます。
衛気は脈外を流れて体表を守る気であり、その失調は易感冒、自汗、悪寒として現れます。
血の失調は、血虚(顔色不良、めまい、動悸)や血瘀(刺痛、舌質紫暗)として現れます。腹部の膨満を主症状とするものではありません。
選択肢の確認
1.営気
誤り。脈中を流れて全身を栄養する気です。
2.衛気
誤り。脈外を流れて体表を守る気です。
3.血
誤り。失調は血虚や血瘀として現れます。
4.津液
正しい。運行の失調により水液が停滞し、鼓脹が生じます。
覚えるポイント
- 津液=体内の正常な水液。津(さらさら、陽)と液(粘稠、陰)。
- 津液の代謝=脾の運化、肺の宣発と粛降、腎の気化、三焦の通調。
- 失調すると水湿・痰飲となり、浮腫、腹水、鼓脹、めまいを生じる。
- 治療=中脘、水分、陰陵泉、三陰交、脾兪、腎兪、豊隆。