22PM98|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
肝陽の上亢によるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
肝陽上亢の症状を問う問題です。
解説
肝陽上亢は、肝腎の陰が不足して陽を制御できなくなり、陽気が上部へ突き上げる病証です。「下虚上実」の状態で、中高年や高血圧の人によくみられます。
上部に現れる症状として、頭痛(拍動性、脹るような痛み)、めまい、耳鳴り、顔面紅潮、目の充血、いらいらして怒りやすい、不眠があり、下部の症状として腰膝のだるさや脱力がみられます。舌は紅く、脈は弦(または弦細数)を呈します。
したがって顔面紅潮が正答です。治療では、太衝、行間、風池、百会、太渓、三陰交などを用いて、肝陽を鎮め肝腎の陰を養います。
胖大舌は、舌の体が大きくむくんで歯痕がつく舌で、脾気虚、陽虚、痰湿を示します。肝陽上亢では舌は紅く、胖大にはなりません。
**吃逆(しゃっくり)**は、胃気上逆による症状です。胃の気が本来の下降と逆に上へ向かうことで生じます。
小腹急結は、左下腹部に索状の抵抗と圧痛を認める腹証で、瘀血を示します。血の巡りの滞りを反映するものです。
なお、肝陽上亢がさらに進むと肝風内動となり、めまいの悪化、震え、けいれん、意識障害、片麻痺といった症状に至ると説明されます。
選択肢の確認
1.胖大舌
誤り。脾気虚や陽虚、痰湿を示します。
2.吃逆
誤り。胃気上逆による症状です。
3.顔面紅潮
正しい。肝陽が上部へ突き上げることで生じます。
4.小腹急結
誤り。瘀血を示す腹証です。
覚えるポイント
- 肝陽上亢=下虚上実。頭痛、めまい、耳鳴り、顔面紅潮、いらいら、不眠、腰膝のだるさ。
- 舌は紅、脈は弦。治療=太衝、行間、風池、百会、太渓、三陰交。
- 胖大舌=脾気虚、陽虚、痰湿。歯痕舌も同様。
- 小腹急結=瘀血の腹証。胸脇苦満=肝胆の失調。心下痞硬=心・心包の病証。