22PM99|第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)
心気虚、心陽虚に共通する症状はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
心気虚と心陽虚に共通する症状を問う問題です。
両者の関係を整理します。
解説
心気虚は心の気が不足した状態で、心悸(動悸)、息切れ、胸苦しさ、自汗、疲れやすさ、顔色が白い、といった症状が現れます。動いたときに悪化するのが特徴です。舌は淡く、脈は弱くなります。
心陽虚は、心気虚がさらに進んで陽(温める力)まで不足した状態です。したがって、心気虚の症状に加えて、寒がり、四肢の冷え、顔面蒼白、冷汗といった寒の症状が加わります。
すなわち、心悸(動悸)は心気虚と心陽虚の両者に共通する中心的な症状であり、これが正答です。心は血脈を主り、神を蔵するため、心の失調ではまず動悸と精神の症状が現れます。
無汗は共通する症状ではありません。心気虚では気の固摂が弱まって自汗が、心陽虚では冷汗が生じます。無汗は、寒邪による表実証などでみられます。
回転性めまいは、痰湿や肝陽上亢、あるいはメニエール病などで問題となる症状で、心気虚と心陽虚に共通する中心的な症状ではありません。
四肢の冷えは、心陽虚に特徴的な症状であり、心気虚の段階では通常みられません。したがって「共通する症状」としては適切ではありません。この選択肢の識別が、両者の違いを理解しているかを問う要点になっています。
選択肢の確認
1.無汗
誤り。心気虚では自汗、心陽虚では冷汗がみられます。
2.心悸
正しい。両者に共通する中心的な症状です。
3.回転性めまい
誤り。痰湿や肝陽上亢などで問題となる症状です。
4.四肢の冷え
誤り。心陽虚に特徴的であり、心気虚にはみられません。
覚えるポイント
- 心気虚=心悸、息切れ、自汗、疲れやすさ。動くと悪化。
- 心陽虚=心気虚の症状+寒がり、四肢の冷え、冷汗、顔面蒼白。
- 心は血脈を主り、神を蔵する。失調で動悸と精神症状。
- 心血虚=心悸、不眠、健忘、顔色不良、淡白舌。心陰虚=心悸、不眠、五心煩熱、盗汗、紅舌。